魔法の練習2
〈個体名 キョウが特質属性:実験を会得しました〉
実験が属性になれるのかぁ。ならば特質属性とは本当に種類が多そうだな。まずどんな魔法かイメージしにくい。能力は――便利だがあまり攻撃性はなさそうだろうか。二つ目の能力は意味が分からないが…
実験魔法:
再現,古今東西全ての実験を再現する。実験による影響を発動者は受けない
構築,魔法を実験的に組み立てる。
一の能力では被験者が必要な実験の場合は誰が被験者になるのだろう。
発動者がなるのか、それとも発動者が決めることができるのか。
二つ目の能力はさっきも言ったがまるで意味が分からない。
「実験魔法‟再現”。」
魔法を起動すると辞典のようなものが出現した。手に持つと見た目に反して軽い。魔法によって生み出されたものだからだろうか。
それを開いてみると中にはたくさんの実験が載っている。
詳細までちゃんと説明されているとは。全く生前にこの本を手に入れたかった。
しかし実験を再現するとはこの本だけでどうやるのだろう。
そう思っているよく読んでいると最後に点字のような凹凸がある。
もしやと思いなぞってみると実験のところの文字が光りだした。
途端に、ボンと音がして少量の水ができる。ちょうど開いていたページは水素の燃焼実験について書かれていた。
つまりこの辞典は開いているページの実験を再現するということだ。
されに、目次を思い出してみると確か四種類に分類されていた。
分類は大体こんな感じ。
禁忌:神の領域にまで踏み込んでしまった最悪の実験。
高危険度:高い危険度を持つ実験。
細心の注意を払わなければ失敗し、周囲に甚大な被害を齎す。
BSL-4や3で扱われる病原体や細菌を使う実験や
一部の思考実験の現実化など
中危険度:高危険度程ではないがある程度の危険度を持つ実験。
手順があっていればほとんど失敗しないが、失敗すると甚大な被害
や死亡者を出すこともある
水素の燃焼実験、強酸性や強塩基性の水溶液を使った実験など。
低危険度:危険度が低い実験。
手順があっていれば失敗しないし、失敗しても被害はあまりない。
解剖実験など
被験者はあとで用意するとして、思考実験の現実化はとんでもない能力だ。
思考実験には摩擦力をなくしたり、何らかの物体の重さを0とするものもある。それが可能になるとは…やはり魔法とは人智が及ばない業ということだろう。
面白かったらブックマーク、感想お願いします。あと下の☆も★にしていただけたら幸いです。




