38話 集う才能たち
ロップやセレスが通うことになる、リューミア魔法学院は湖の中央に建っており、周囲の青々とした樹木や草花と一体化し幻想的な絵画と思わせるほどの美しい情景となっていた
そんな学院の廊下で、一人の女秘書が慌てた様子で用がある部屋へむかっていた
「はぁはぁ… 失礼します学院長!!」秘書は中からの返事を待たずして、用がある人物の執務室に入った
部屋に入ると執務室の椅子に座って紅茶を飲んでいるエルフがいた
この男がリューミア魔法学院の学院長のフェウィンター・エルウィンだ
尖っている耳が特徴で、美しい外見をもつと言われているエルフだが、エルウィンは美の象徴と言っても差し支えがないといえるほど、見たもの全員息をとめるほどの容姿をしている
見た目こそは幼く感じられるが、卓越した風格を纏っているため見た目通りの年齢ではないことが推測される
「おや、ソフィアくん? 今日の試験の準備は順調かい?」
秘書のソフィアの様子をみても慌てる様子はなく事態を聞こうとしている
ソフィアは乱れていた息を整え、姿勢を正してから要件を伝えた
「はい、試験の準備事態はつつがなく終わらせることができたのですが…」
続きを話すことに言いよどむソフィア
そんなソフィアの様子を見て、何が起こっているのか把握したエルウィンはニコッと微笑んだ
「心配しなくても、入学希望者達の間で喧嘩が起こることは毎年のことじゃないか
いつも通り、ほとぼりが冷めるまで様子見で大丈夫だよ」
ソフィアを落ち着かせるよう説得したわけだが、ソフィアはまだ不安を拭いきれていない様子だった
「まあ、確かに今年は外国からの留学者をいつもより多く受け入れるからね
通常は2~3か国なのに、今年は20か国以上の留学者が入学するからすでに問題しか起きないって感じがするよね」
「…それほど、ローゼンガルト帝国がアルカディア皇国に対して戦争を仕掛けたということを重く受け止められたということでしょうか?」
「元ローゼンガルトの人間がだけどね、確かにここ数年は僕が生きてきたなかでも大陸規模で争いが無い日々が続いていたからね
せっかく頑張って築き上げたものを崩されて、戦争が繰り返されるなんてこりごりだろうからね」
「だからってプロジェクトの第一校目がうちだなんてついてないですよ、トホホ…」
ソフィアはこれから起こるであろう問題とその処理に対して頭を悩ませるのであった
「ほんとカー坊には困ったものだよねー、ソフィア君が文句を言っていたって今度直接伝えておいてあげるからね♪」
「ぜっったいに止めてください!!!」
エルウィンが言っていたカー坊とは、テーゼ魔導国の王であるオリヴァンダー・カーネギーを指す
魔導国陛下を気安く愛称でよぶあたり、エルウィンが普通の学院長でないことが伺える
「まあいざとなったら僕が対応すればいいだけの話だしね、ソフィア君も一杯どうだい?
もう君の仕事は終わったのだろう?」そういいソフィアを誘った
「…いただきます」といいながらソファーへと座った
美しい男性と一緒に過ごすことができるのだ、まず断る理由がない
ソフィアへ紅茶を差し出したエルウィンは、再び席に着き紅茶を口にいれた
不安がっているソフィアとは対称に、これから起きるでなろう数々の出来事に期待を胸に膨らませていた
同時刻、湖の中央に建っている学院へと繋がる橋を渡っている多くの入学希望者がいた
リューミア魔法学院はテーゼ魔導国中のエリートが集まる学院とされているため、毎年数多くの入学希望者が王都へ集まる
幼少期から英才教育を受けて自信をつけてきた受験者は、自分が試験に落ちることなんて微塵も考えていないといった様子で学院に向かっていた
そして、その入学希望者のなかに、今年は多国からの留学者も混ざっていた
「ねぇロップ!湖のなかに大きな魚が泳いでいるよ!」
「確かにでかいけど色鮮やかだな…明日の朝ごはんは焼き魚をおろし大根と醤油でたべようか」
「沢山の人がいるね、エヴァリン!」「緊張するねマデリン!」
「でもわくわくが止まらないね!」「二人で頑張ろうね!」
「けっ、なんで俺様がこんな田舎くさい国に行かなければいけないんだよ」
「それはジャック様が優秀すぎるからですよ!」
「早いとこ学院を牛耳ってジャック様がトップに立って欲しいでやんす」
「ほらさっさと進まないと試験に間に合わないし、ブタ卒業もできないわよ!!」パチンッ
「申し訳ございませんブフィィ!!!」
実質、国通しでの格付け合戦の縮図のようなものだ
毎日、リューミア学院で問題事が発生することは定められているようなものだ
お願い
発想がしょぼい私を助けて頂きたいです。
【才能】→どんな成長バフかがわかりやすい名前を
心霊武具→中二病感満載な名前を
例
才能→【魔之戦女神】【霧幻法】【根性】
心霊武具→<日の外衣〉(へ―リオス) <炎円樹の長杖>(イグニスロッド)
私の心が動いたアイデアはぜひ物語へ採用させて頂きたいです。
コメントのほど、よろしくお願いします!!
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