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31話 いきなり留学の話が

1話にまとめたかったので、珍しく長めです

「…ん ここは?」体がだるい、痛みは感じないがかといって体を動かす事は困難なほど疲労をしていることがわかる


 閉じていた目を開けると次第に意識が覚醒していくと、どこかの部屋にいて自分はベッドだということがわかった


 どうやらおれは眠っていたらしいが、どうしてここで寝ているかや経緯もわからない


「なんか重いな…」気怠さがあるがそれ以上に物理的な重さを腹のあたりにに感じていた


 自由がきかないなか、なんとか顎を引いて腹の方へ目を向けた


「…セレス」ベッドの横で座っていたセレスがおれのはらに頭をのせた状態で眠っていた


 そして、よくよく外を見てみると馴染みある屋敷の庭園が見える


 ということは、おれは客室か何かで寝ているということかと考えながらセレスに視線を戻した


「…この体勢逆に疲れないか?( ˘•ω•˘ )」


 …全部思い出した、マリンさんを救助したあと文字通り化け物じみた強さのレイドドラゴンに完膚なきまでにボコボコにされて腹を貫かれたこと


 そして、その状態でいつの間にか持っていた刀を使い、なぜか倒すことができたこと


「なんで倒すことができたのかもわからないし、何で腹の傷が塞がっているのかわかんね」


 そういいつつ、おれは自分の腹をさすり、なんともなかったかのような状態にもどっていることを確認した


 ドラゴンを倒したあとは記憶が完全にない、終始セレスを泣かせるわけにはいかないという気持ちでがむしゃらに動いていただけだった


「…結局また泣かせちまったけどな」


 おれは手を動かし、寝ているセレスの頬撫でた


 腹を貫かれたときに、おれを見ていた表情のセレスはまさにこの世の終わりかのような表情を浮かべていた


 なんで生きているのかすらわからないけど、もっと強くならないといけないのは確かだな


 そう考えがまとまり、とりあえずセレスの髪をしばらく撫で続けていたら、セレスの目が開いた


「ん~ん・・・、ロップ?」まだ完全に瞼が開ききっていいない状態でこちら見ていた


「ん~ロップ…ロップ…」 まだ意識が完全にもどっていないセレスは寝ぼけた状態で、さらにのしかかってきて、デコをおれの胸にあてグリグリさせていた


 まるで匂いをマーキングする小動物のようだ


「えっ?どういうモードですか? ていうか今の体の状態でそれされるときついんだけど!?」


 苦しさを感じつつ、セレスをどかすため体を揺らしたがまったく効果がない


 ていうか絶対に離れてやるかというような意思を感じるほど、強く締め付けていた


「やばい…意識が…!?」 せっかく目が覚めたのに、また視界が暗くなり始めた


 もうだめかと思った瞬間、扉がバタッと開いた


「おっロップ! 意識がもどったようだネ!」 部屋に入ってきたのは師匠とアンドロスさんだった


「たった今意識がなくなりそうなんですけど…」


「こらこらセレス、このままじゃロップ君がまた長い眠りに入っちゃうよ?」


 アンドロスさんの苦笑を浮かべながらセレスに注意をしてくれた


「……」 するとアンドロスの注意を聞き入れたのかセレスがおれをしめる力が弱まった


 でも、おれの胸に顔をうずめたままなのは変わりなかった


 そんなセレスの様子をみて、アンドロスはやれやれといった表情になっていた


「ごめんね、なんせ3日間寝込んでいたロップくんを看護していたわけだからさ しばらくは付き合ってあげて」


 これ以上は無駄だとさとったアンドロスさんはおれに対してそう告げた、というより…


「えっ?おれ3日間寝てたんすか?」 まさかの告白におれびっくり


「うんそうだよ、話そうと思えば沢山話すことがあるけれどもロップくんに関係することから話していこうかな」


 そう言いながらアンドロスさんは部屋の明かりをつけてソファに座った


「まず戦争はこちらの勝ちで無事に終わったよ、冒険者たちの怪我はあるけれども命を落とした人もいないし町の被害もゼロだ」


 そうか、よくよく考えたら戦争がどうなったかわからない状態のままだったな


 戦争の結果を聞き、ホッと胸を撫でおろした


「今回の戦争を起こした中心人物は元帝国神将の2人に加えて、帝国の主要人物をはじめとした帝国の前陛下の思想派が何人もいたんだ


 これには帝国側の方が一大事さ、なんせ傍から見たら帝国が皇国を攻めたと言っても過言ではないからさ」


 まあさすがに2人だけで町を攻めるなんて野蛮もいいとこだからな、特に驚きはしなかった


「まあそれもこれも全部、サンサロッサが主要人物を確保しているからね


 帝国に対しての交渉はこれからというわけだ」


 その言葉を聞き、おれは再度驚くことがなかった、なんせ師匠だもん


 というかそもそもアダマンタイトの冒険者がいるところに攻めるなんて自分から難易度を上げているもんだろ


「まあ大人の話しは置いておいて、大切なのはこれからさ」アンドロスさんは淹れた紅茶を飲みながら話をつづけた


「実は戦争が終わった直後、七大国を中心とした遠距離での世界会議が行われてね


 戦争ばかりだった時代から変わりつつあるなかで、今一度国同士で交流を深めるべきという考えに至ったんだ」


「なるほど、今と昔とで時代背景は違いますしね それで、どのように交流を深めていくんですか?」


 その質問に対しては、待ってましたと言わんばかりに師匠が話を切り出した


「それは各国への留学というわけサ!」…グッドポーズをされながら言ってもわかんねぇよ


「将来の国を担う人物を1つの国の学院に集結させて、お互いを研鑽しあって絆を深めていくのさ」


「あー、なんとなく狙いはわかったけれでも、そんなにうまくいくもんか?


 かつて戦争しあっていた国同士ですぐお手てつないで仲良くできるなんてハードモードだし、そもそもおれと何の関係があるんだよ?」


「もちろん準備期間は必要サ そのため、1回目の留学が実施されるは来年の春サ


 つまり、今からほぼ一年後ダ」そして…と師匠がタメを作ったあと


「1回目の留学で、皇国からはセレスとロップに行ってもらうことになったのサ!!」


「…はい??」いきなりおれの理解を超えたことを言われた気がした


 なんでおれ?セレスは公爵令嬢だからわかるけれどもおれはただの平民だぞ?


「留学する人物は将来を担う人物として定まったわけだが、特に身分は重視していない


 まあセレスは身分的にも年齢的にも申し分ないから、ほぼ満場一致に決まったわけだけど、ロップも今はかなりの注目株なんだゾ?」


 …なに?そんなことは初めてきいたぞ


「今回の危険度Sの魔物を討伐した実績を考慮して問答無用でダイヤモンドランクに昇格されたんだ


 ミスリルランクでもいいのではという声も上がったほどだが、さすがに段階をふませていかないと、ギルドとしての仕組みがどうだのああだので、結局ダイヤモンドランクにとどまったんダ」


 …本当よく危険度Sなんかに勝つことができたな今生きていることが奇跡だな

 それに、昇格試験を受けなくてもいいのはラッキー


「10代半ばでダイヤモンドランクはかなり珍しい、

 そんな訳で、ロップも留学する人物として問題は無いということサ


 場所はテーゼ魔導国国立の学院さ!世界でも屈指な魔法の研究とバトルが盛んな学院サ!」


 ま・ほ・う・の研究?( ˘•ω•˘ )

 魔法って魔力がないおれが??


「ははっ、魔法の研究っていってもどちらかというと戦闘力が高ければ評価されるシステムだから、そこまで気にしなくても大丈夫だよ」


 なるほど… でもな~絶対にいじめにあうパターンのやつじゃん

 何しに来たんですか?って

 国の代表として恥ずかしくないの?って絶対言われるじゃん


 なんて迷っていると「ロップ」と呼びかける声が聞こえた


 視線を下げると、セレスが顔を上げて翆緑の眼を潤ませませながらこちらを見ていた


「ロップは留学にいきたくない…? 私は一緒にいきたい…」「…行く」


 あれ?即答しちゃったよ?


 おれは何に迷っていたんだっけ?と分かんなくなっていたがすでにおれは覚悟が決まっていた


「この1年間、こちらもしっかりと準備をしよウ


【根性】についての理解もそうだし、心霊武具(スピリットチェーン)を顕現させたんだろう?


 それらに向き合うための期間としてはちょうどいいサ」


 やっぱりあれは心霊武具だったのか…

 やけに振りやすかったと体が記憶していたからな


 あれを使いこなすことができれば、もう1段階上にいけるはずだ

 そう考えたら、1年間はあっという間だな


「じゃあ決まりだね! 勉強も修行も頑張ってね2人とも」とアンドロスさんが話をしめた


お願い

発想がしょぼい私を助けて頂きたいです。


【才能】→どんな成長バフかがわかりやすい名前を

心霊武具→中二病感満載な名前を


才能→【魔之戦女神】【霧幻法】【根性】

心霊武具→<日の外衣〉(へ―リオス) <炎円樹の長杖>(イグニスロッド)


私の心が動いたアイデアはぜひ物語へ採用させて頂きたいです。


コメントのほど、よろしくお願いします!!


最後まで読んでいただきありがとうございます。

高評価やコメントをしていただけますと天に上るほど喜びます。

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