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30話 終戦

サンサロッサがセレスとロップを救助した場所から変わり、町の城壁上空ではドラゴンの大群が闊歩していた


目の前に町が広がっているので、少しだけ前空へ進むと蹂躙劇が繰り広げられることになる


顔を上げれば、ドラゴンが視界にはいるため人々の心は恐怖で埋め尽くされていた


ドラゴンによる侵略が今まさに起きようといった光景だ


しかし、1つだけ訂正しておくとすればドラゴンは意味もなく待機しているわけではない


ただ城壁を超えて、町へ入ることができないため上空で留まっていたという表現が正しいのである


「クソッ!! なんだこのふざけた範囲と硬度の結界は!?」


ドラゴンテイマーであるアリスター・ドレークも予期せぬ事態が目の前に起こっているため焦燥感に駆られていた


そう、アルカディア帝国でも有数な巨大都市とされているランブール領の町全体を囲むようにドーム状で透明は結界が貼られていたのであった


そのため、幾度ドラゴンが町への侵入を試みても、ただ壁にぶつかるのと同様にはじき返されるのであった


「この規模の結界があるなんて聞いてねぇぞ!? 魔道具によるものなのか?それとも何人作り上げた結界なのか?」


ドレークは強力な結界を張ることができた仕掛けについて推測していた


その仕掛けを排除して、いち早く町へ攻め入るために


しかし、結果としてドレークの推測は外れている


神による所業だと言わんばかりの規格外の結界は、1人の男によって生み出されていた


「いやー、久しぶりにこれを顕現したなー 相変わらずデザインが露骨に派手すぎて僕好みじゃないんだけどね」


屋敷にいたランブール領当主であるアンドロスが、謁見室の中央で華やかな彫刻と金と赤の装飾により豪勢な雰囲気を醸し出していた座具に座っていた


「冒険者の皆が命を張ってくれているんだ 当主としての役割をきちんと果たさないとね」


アンドロスが腰を下ろしている座具は、彼の心霊武具の<守護王の玉座(ダイモーンスローン)>である。


その心霊武具に座っている時限定という縛りで、発動させる結界魔法の規模と強度を極端に跳ね上げる効果を持っている


まさに、「守る」に特化した心霊武具である


かつて、アンドロスは学生時代の時に、他国との交流のため留学をしていた


その留学先の近くにあるダンジョンで、歴史上類を見ないほどの魔物大騒乱が起こり都市を襲った


冒険者の数に対して、魔物の数が圧倒的に多かったため多くの犠牲は免れないと誰しも諦めていた


しかし、留学生であったアンドロスによって発動した結界により、町に被害を出すことなく魔物の脅威を跳ね除けた


その功績は都市全体に広がり、王からも直接感謝の意を伝えられた


町中でアンドロスに対して英雄的な扱いを行い、心霊武具の効果発動条件から「王の前で玉座に座ることを認められた男」とまで評されるほどだった


それは不敬にあたり、加えてアンドロス本人の希望により、伝説は人々の心の中に留めておくこととなった


そのため、アンドロスが残した偉業は世界に伝わることはほとんどなかった


ちなみに、アンドロスの雄姿に一目ぼれし、猛アプローチを仕掛けたのが留学先の王女であり、現在の妻であり、セレスの母ということになる


<守護王の玉座>に座ること自体多くはないため、当時の情景が自然と思い出されていた


学生時代にあじわった青春を懐かしみながら、アンドロスは優雅に微笑んでいた


―――……・・・


「クソッ! このままじゃ埒があかねぇ! それに危険度Sのドラゴン3()()ともやられた!」


テイムした魔物とは、距離が離れていても魔物の状態がある程度わかるため、ドラゴンが討伐されたことも感覚的にわかっていた


「おそらくミストの爺さんも腹立つルーカスもだめだろう…」


数秒考えたあと、ドレークはフィッフィッと笑った


「シャアねぇな! 今回は潔く負けを認めるぜ!


けど、どうせ俺らの意思に賛同する奴はこれからわんさか出てくるんだ


その時こそはここを地獄に変えてやるぜ!」


そう言うや否や、ドレークはドラゴンに命令して国境の方へ飛び立ったのだ


城壁上空によりドラゴンが消えたことで、町の脅威はなくなった


そして、平原にいたドラゴンも冒険者によって1匹残らず討伐した


つまり、この戦いはランブール領側の勝利を意味していたのだ


人々が勝利を分かち合うのはもう少し後の話しである


―――……・・・


ランブール領から撤退したドレークは、ルワンダ山脈麓にある陣営に戻った


「フィッフィッ! さすがにここまでこれば安全だろうが一度帝国へ戻った方がいいな」


そう言い、ドレークは敷地内にはいった


「おいお前ら! いったんここから離れる…ナッ!??」


ドレークの目の前には、ドレークやミストの協力者全員が首を斬られて殺されていた惨状が広がっていた


「いったいこれはどういうことだ…」


「やっとお帰りになられたのですね、ドレークさん」


「!?」ドレークは声がした方へ体向けた


「てめぇはリンクじゃねぇかよ!?」


気配を消しているためか、目の前にいるのにリンクをはっきりと視認することができないでいた


「いい加減目を覚ましてください あなた達のお子様遊びで他国に迷惑をかけるなんてもっての他です」


リンクはそう言いながら、ナイフを構えた


ドレークはリンクの目をみて、本気で自分を殺そうとしていることを察知した


テイム魔法に特化しているだけあって、対人戦では決して優れているわけではないドレークにとっては大ピンチであった


「待て待てッ! おれは快楽目的でこんなことをやっているわけじゃないんだぜ?」


「……」リンクはドレークの言葉を黙って聞いていた


「ただこのままだとよう 実験で犠牲になった尊い命が浮かばれないだろう!?」


ピクッ リンクはドレークの言葉を聞き、わずかに肩を揺らした


「なぁリンク、お前も犠牲になった命のために一緒に大陸を統一しないか?」


ドレークは思いつく限りのことをリンクへ伝えた


「やれやれ… これ以上話を聞いていると耳が腐り落ちそうです…


それもこれも全てお前たちのふざけた妄想による犠牲だろ??」


「ヒィッ!?」


表情がなく怒りに満ちた顔はさながら死神のよう


「もういい…」


リンクは気配をさらに消してドレークへ近づいた


ドレークからはリンクが目の前から消えたように思えた


「あれ?」そして、気付けば地面が顔に近づいていた


ふと目を動かすと首から上がない自分の体を認識することができた


ドテッとドレークの首が地面に転がったあとに体も地面に倒れた


「…終わったよ、ロア」


リンクは首にかけていたペンダントを手に取り、中に入っていた写真をみた


その写真には、リンクと思われる幼少期の姿と、リンクと同じ髪色をした小さな少女が映っていた


お願い

発想がしょぼい私を助けて頂きたいです。


【才能】→どんな成長バフかがわかりやすい名前を

心霊武具→中二病感満載な名前を


才能→【魔之戦女神】【霧幻法】【根性】

心霊武具→<日の外衣〉(へ―リオス) <炎円樹の長杖>(イグニスロッド)


私の心が動いたアイデアはぜひ物語へ採用させて頂きたいです。


コメントのほど、よろしくお願いします!!


最後まで読んでいただきありがとうございます。

高評価やコメントをしていただけますと天に上るほど喜びます。

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