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14話 会議は闇夜の中で踊る

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やる気が爆上がりします!!

 帝国と皇国の国境となっているルワンダ山脈。


 その山脈の帝国側の麓には、王都や重要都市から離れている事と考慮すれば栄えているといえる、小規模な村があった


 そして、その村のなかでは村長の住居が一番の作りなのだが、その邸宅のなかには村長とその家族の他に2つの影が確認できる


「フィッフィッ!まさかこんな所に村があったとはナ~


 しかも、下手したらそこらへんの村より栄えているじゃねぇか!


 さすがミストの爺さん、なんでも知ってるな!?」


 深夜だというのに、非常にテンションが高く不気味な男がもう片方の小柄な老兵へ話しかけた


「静かにしろ、ドレークの若造が。 


 この部屋にわしらがいることをしっているのは村長のみじゃ、余計な面倒ごとをおこすような真似はやめんかい」


 老兵が不気味な男へ注意した。


 この2人こそが、元十三帝国神将の2人であるアリスター・ドレークとフラム・ミスト

 だ。


 現在2人は、発展するには不合理な村を隠れ蓑にしている。

 なぜ流通の便を考えれば都合が悪い、ルワンダ山脈の麓に村が広がっているのか。


 その答えは、先代帝王にある。


 世界を統一するための施策として、隣国の情報を把握することができるよう、国が秘密裏に支援を行って、村を運営していた。


 こういった村は、皇国だけではなく、帝国に隣接している国の境目には必ず存在している。


 その背景を知っているのは、帝国でも過激派な先代帝王派とその村当代の長のみである。


 つまり、脱国者の2人にとって、この建物はわずかながらであるが、羽を休ませることができる場所ということだ


「フィッフィッ、早くベッドで眠りたいところだが、ここへ着いたらすぐに連絡を寄こすようにと、


 あいつから言われてるんだよなぁ??」


 ドレークの言葉に頷きながら、ミストは水晶のような魔道具を取り出して机に置いた。


 しばらくすると、水晶の中に影が映った。


 ???「ご苦労だった貴様ら。だが少し時間がかかりすぎていたのでないか?」


 水晶に移る影が2人へ問いかけたが、ドレークは悪びれる様子もなく反論した


「フィッフィッ! そりゃないぜ旦那ァ


 こちとら一度にドラゴンを移動させるわけにはいかないから数を分けての作業だったんだからよぉ


 むしろ褒めてほしいくらいだぜぇ?」


「そんなことはどうでもいい。 時間が惜しい、わしらが離れていたこの1カ月で何か動きがあったのでないか?」


 本題へ切り出すミスト


「ああ、まず今回の我々の侵略先が皇国のランブール領だということが推測されている」


 その情報を聞いて、当然だろうと反応するドレーク


「まぁな!さすがに山からドラゴンが一体残らず消すなんて、そんな芸当オレにしかできねぇもんな!?」


「それに、ルワンダ山脈にはドランゴは生息していない。


 そんな山にドラゴンが1体でも確認されたとなりゃ、ドレークの仕業と考えることはできるというものよ」


 ならば…と話を続けるミスト


「皇国側はなんの対策をしておるのじゃ?」


 ミストの問いに影は答えた


「どちらかというと今回の侵略に対して、大きな動きがあったのは帝国側だ。


 十三帝国神将から2人、皇国の防衛のために派遣した。


 1人はランブール領へ、もう一人は皇国の王都へな」


 影からの報告により不機嫌になるミスト


「嘆かわしいことじゃわい。 


 いつから皇国と仲良しこよしするよう貧弱な国へ帝国はなり下がったのじゃ」


 そんなミストに対してテンションを上げるドレーク


「なるほどなぁ!


 それでランブール領には領主のランブール・アンドロスとオリハルコンランクのサンサロッサもいるわけだ!


 こりゃなかなか蹂躙しがいがあるじゃねぇか!?」


 ドレークの言葉にうなずく影


「あぁ、先代陛下の意思を引き継いでいるのは我ら3人だけではない。


 計画は変更することなく実行する。


 そして、ランブール領を侵略する日も正式に決まった。


 詳細をこれから話していくぞ…」


 こうして皇国を血の海を染めるための会議は闇夜の中で続けられた。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

高評価やコメントをしていただけますと天に上るほど喜びます。

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