第1章~第4章までの主な登場人物紹介
〇主要機関
・虻利家
第三次世界大戦で“宇宙人”の力を借りて勝利。
世界の権力者が集まる“委員会“のトップに虻利虻頼は君臨し、人類の頂点に立つ一家。
・(世界100人)委員会
世界の政治の行く末を決める機関。現在は虻利家関係者が3分の1以上、シンパを含めると3分の2以上を占めているが、隙あらば世界の勢力図の塗り替えを狙っている。
・獄門寺家
2028年の青森大震災での復興に貢献し事実上の独立を果たす。
2054年の仙台出兵では虻利家のロボット部隊を撃破し、地盤をさらに固めることに成功した。
反虻利のレジスタンス活動を支援している。
・宇宙人?
正体不明の集団。虻利家の一部のメンバーしか存在すら知らず、仮の名称である。
未知の技術力を持つ「秘具」を虻利家に提供し、第三次世界大戦の勝利に間接的に貢献した。
・特攻局
虻利家の直属機関。非公的機関ながら反虻利家の思想統制を行い逮捕・審判を行う超法的機関。特攻局の眼を掻い潜らなければレジスタンス活動は不可能だ。
・科学技術局
大王成輝が終身局長に就任している。宇宙人の「秘具」を解析し、危険な研究を数多く行っている。人体実験による犠牲者は数十万人とも言われているほど非人道的な行為を行っているが虻利家公認である。
〇主要登場人物
・虻利虻輝
世界を牛耳る虻利家の長男で19歳。
データの改竄を担当していたが、良心の呵責に耐えきれなくなり、心身ともに蝕まれていた。そんな中、知美と出会うことにより運命の歯車が動き出す。
怠惰な生活、変わらない日常が一変し、非日常の日々が始まる。
万屋代表に就任させられ、色々な事件を解決していく。その過程で色々な人物に出会い、心身共に成長していく。
家庭内での地位は低いが、一応はeスポーツ世界大会現在5冠王(最大9冠王)で世間からは“世界王者“とも呼ばれている。
・島村知美
虻輝の父、虻成に母を殺され一家はバラバラになる。その日から彼女は復讐を胸に、密かに弓道の鍛練を積み重ねる。
あと一歩まで虻成を追い詰めることに成功したが、彼女の本来の優しさが殺すまではできなかった。
玲子をとても尊敬しており、まどかと共に“仲良し3人組”と言われている。
一方で玲子に強引に万屋の活動に参加させられる。
・柊玲子
BUD社という女性向けファッション・健康・美容総合コンサルタント社長26歳。
見るものをハッとさせる圧倒的な美貌、超人的でかつ華やかな身体能力、他人を諭す深い哲学を兼ね備えており、皆の中心的位置にいる。
ただ、そんな彼女でも体は一つしか存在していないにもかかわらず他人にあまり任せることができない。虻輝について“他人にうまく仕事を振り分けられる上に立つ相応しい人物”と評価している。
・虻利まどか
玲子の実の妹ではあるが、虻成と特別養子縁組をしたことにより、家系図的には虻輝の妹と言うことになっている。
玲子ほどの実力は持っていないが、天真爛漫で明るい性格で誰に対しても温かい気持ちにさせてくれる。
非常に努力家で小さい体ながらもとんでもないパワーを兼ね備えるまでに至った。
・小早川為継
T大を主席卒業の25歳。科学技術局史上最速の出世を遂げ、若手のホープと言われる。
瞬きも許さぬ速度でデータを処理し、虻利家の権力基盤の強化に貢献している。
一方で、虻輝の秘書のような活動もしており、「右腕」としてとても信頼されている。
・北条輝成
小早川と高校の同級生。今は警部補をしている。野球と柔道が得意。
190センチを超える非常に立派な体格で後姿は誰もが安心する。
正義感が強い性格であり、悪を許さない姿は一目を置かれている。
そんな彼だが、虻輝に世界を変えることができる可能性を託したいと思っている。
・伊勢景親
小早川と北条の高校の2つ後輩。野球と剣道が得意。
獄門会にいた伝説の剣豪上杉実光に師事していたが、破門される。
木刀を持ち歩き、気が付けば振り回しているが、人を傷つけることができない優しさも持っている。
・虻利虻頼
世界・人類の支配者。第三次世界大戦で勝利した後、地球の財産の3分の1を手にしたとも言われている。「覇王」の2つ名を持ち剣術にも非常に長けており、「秘具」も自在に操ることができる。
非常に残虐な性格で、希望が絶望に変わった表情がたまらなく好きだということらしい。
隠居の身ではあるが、誰がどう見ても世界は彼の手のひらの中である。
目指すのは“永遠の命“と”永遠の権力“の2つと言われている。
・大王成輝
科学技術局終身局長。第三次世界大戦の日本の勝利、その後の虻利家大躍進に最も貢献したとして世間では『発明の申し子』『現代のダヴィンチ』とまで呼ばれるほどの天才発明家である。
実情はサイコパスな科学者で、他人を全て「人体実験の道具」だとしか思っていない。科学の進歩の代償は死屍累々の犠牲者たちの魂だ。
・虻利虻成
虻輝の父で、現虻利家当主。当主と言えど、虻頼の傀儡の扱いで実権はほとんどない。
色々な虻利家の悪事を何とかしたいと思いつつどうすることも出来ないでいる。
知美の母親を斬ったことを後悔しており、自ら手を下してしまった人たちは何かしら支援をしてやりたいと思っている。
・獄門寺晴仁
虻利家の分家だが、真っ向から対立している。
2028年の東北大地震を機に独立し「獄門会」を東北地方を中心に立ち上げ、2万のロボットの大軍を退けたりもしている。
反虻利活動などレジスタンス運動を支持しているが彼の本心は何をしたいのか不明。
虻利家を超える破滅的な世界を造り上げようとしているとも言われている。
・建山朱美
反虻利の影の取り締まり機関である特攻局テロ対策関東統括本部長に史上最速で出世した才女。
身体能力で玲子に匹敵する実力を持っており、思考すら読み切れないことから非常に不気味な存在だ。
・上杉実光
伝説の剣豪と呼ばれており存在すら疑問視されていたが、伊勢が師事していたことにより存在が確認された。
師匠を殺すことのみでその技を継承していく悲劇的なものであるために広がりにくいという性質もある。
※ご要望があれば登場回数が少ないキャラクターについても載せていこうと思います。
※随時修正していこうと思います。