表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/27

【6】技能試験

 技能試験は生徒300人以上のトーナメント形式。


 まずは四ヶ所に分かれ、グループの勝利者が中央で準決勝、決勝と行う。


 今は準決勝前に競技場を中央に移す段取りで生徒は一旦休憩を取っている。



 エリスは1グループで、持ち前のスピードと技術で難なく勝利した。


 クレオも3グループで勝利。


「二人とも凄いね。」


「ロエルも頑張ってたじゃん」


 ロエルは、相手が攻めて来るのを待ってそれを避けて足払いをすると言うクレオ発案の作戦で4戦目まで勝ち進んだ。


 ただ、そこまで来ると相手も強者なのと戦法がバレているのとで全く歯が立たず敗北。


「うん。言われた通りにしたら思ったより勝てたよ」


それでもロエルにしては満足の行く結果だった。


「エリス、もうあんなに友達出来てるよ。」


女子で準決勝進出という快挙をしたエリスには既に同性のファンが付き、今も囲まれている。


「あいつ女子受けいいからねぇ」


クレオはさっきから上の空だ。


「何してるの?」


ロエルが覗き込む。


「ちょっと研究をね。見ててみ」


クレオが左手の親指を立てると二倍位の長さ、太さに膨れ上がった。


「わ、おっきくなった」


「触ってみ」


その親指はまるで鉄の様に硬い。


「凄い、かたい!」


ロエルが指を握りしめる。


「これで誰に見せても恥ずかしくないサイズになれるぜ。」


クレオはニヤケ顔で言う?


「ん?どういう事?」


それに対してロエルは指を握りしめたまま、キョトンと首をかしげた。


(こう言うとこロエルってまだピュアなんだよなぁ)


ネロは少しむず痒く、ちょっと恥ずかしくなった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ