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公園

作者: Libra

ここは

桜と藤棚が有名な公園

今年は藤が例年より早く咲き誇っている


桜の季節も終わりに近づき

残っていた桜の花も

優しい春の風に誘われるように

土に戻っていき

新しく 緑の葉が

桜の樹を

かざっている


葉桜の隙間から

紫色の

藤の花が

のぞいている


そちらに

誘われるように

足が向く


美しくて

神秘的な

藤の花が

春風に

揺れている


藤の花は

女性に

例えることが多いと言う

華麗な

藤の花の

振り袖を着ているようだ


藤棚の下から

上を見上げると

藤の花の泉に

溺れそうな

感覚になる


やはり

女性的だ

危うく

溺れそうになってしまった


挿絵(By みてみん)

TiLA様よりいただきました。



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― 新着の感想 ―
[一言]  桜って1週間くらいしか咲いていてくれなくて、葉っぱが大きくなっちゃった桜見ると淋しくなります。  で、葉桜を見ていつも思い出すのが、ムックと言うバンドの「雨のオーケストラ」と言う曲の♪葉桜…
[一言]  桜色、緑、藤の紫と華やかな色彩が美しい詩ですね。  「藤の花の振り袖」とか「藤の花の泉に溺れそうな」とか 感性が豊かで美しい表現だなあと思いました。  おちがユーモアが効いていて、ちょっぴ…
[良い点] 藤の花は和服女性のイメージが強いですね! 花の泉に溺れそうって表現が好きです。 TILAさんの写真も非常に素敵です。 ありがとうございました
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