【主な登場人物と組織の紹介】
***LéMAT***
LéMAT:フランス外人部隊に新たに組織された特殊部隊(架空の組織)
*ナトー*
中東イラク出身の女性兵士。
0歳の時に両親をテロ組織による大規模な爆破テロで亡くし、自らもその際に瓦礫の下に埋もれてしまうが、奇跡的にイラク人夫婦により助け出され養女として育てられる。
しかしナトーが5歳のとき義母を多国籍軍の空爆により亡くし、復讐のため義父は幼いナトーを連れテロ組織に入りそこで銃の扱い方を覚えさせられ、やがて多国籍軍からグリムリーパー(死神)と言うコードネームで恐れられる伝説の狙撃手になる。
しかし多国籍軍からのグリムリーパー暗殺作戦により、敵のリーダーローランド・シュナイザーに狙撃戦で勝利を収めた直後、その弟で通信兵として帯同していたハンス・シュナイザーの正確な砲撃司令により自身も再び瓦礫に埋もれ瀕死の重傷を負った。
その後、赤十字難民キャンプの医師サオリのもとで勉強や護身術を学ぶが、そのサオリがある日爆弾テロにより死亡し、直後に現場を去っていったテロ組織の一員である義父を発見したことにより犯行は義父の仕業であると思い、復讐のためにフランス外人部隊に入隊し現在に至る。
*ハンス大尉*
ナトーがフランス外人部隊に入隊希望者としてやって来たときに入隊試験を落とすための担当として抜擢された元KSK(ドイツ連邦陸軍特殊作戦師団)の士官。
だがその類稀なる身体能力と射撃技術を目の当たりにして、逆にナトーを応援する良き理解者として、またLéMATの隊長として常にナトーを気に掛けている。
アフガニスタンでの作戦時にナトーの驚異的な戦闘能力を見たことで、ナトーが自分の兄ローランンドを射殺したグリムリーパーだと言う事に気付くが、これにはナトー自身も既に気付いており死に場所を求めていたナトーに対し「戦場に赴く者には、いつか必ず死の順番が回って来る」と説得したクールなナイスガイ。
*トーニ*
ナトーに、ぞっこんな陽気なイタリア人兵士。
爆発物の専門家。
*ニルス中尉*
ハンスの親友で技術士官。
部隊内で唯一、ナトーの事を「ナトちゃん」とチャン付けで呼ぶ。
*トライデント将軍*
フランス外人部隊現場の将軍。
現場組のトップでLéMATの産みの親。
かつてはアメリカ軍イラク派遣部隊のトップとして、グリムリーパー暗殺作戦を指揮した経験も持つ。
***LéMAT以外の登場人物***
*エマ・ウォーカー少佐*
DGSE(対外治安総局)の優秀なエージェントで女性佐官。
ナトーの初陣であるリビアで、自身のパートナーとして一緒にエージェントととして活動した際にその潜在能力を認め、階級を越えた親友となる。
年齢はナトーより10歳年上で私生活ではナトーのお姉さんとして振る舞う事もあるが、仕事の面では同等、あるいはナトーに頼っている場合も多々ある。
美人でスタイルも良いが、反面貞操観念が低い恋多き女性でもある。
*イザック准将*
EMAT(フランス陸軍参謀本部)の准将。
ナトーの実力を試すため、士官学校への短期研修を仕掛けた張本人。
*ユリア・マリーチカ中尉*
ウクライナ軍第14独立ヘリコプター部隊202号機のパイロット。
LéMATがコンゴに派兵されていた時に、作戦指示を出すナトーの無線を聞き、その判断能力と的確な指示に心酔し親友となる。
その後、戦死した部下の見舞いの帰りにウクライナに立ち寄ったナトーと“お互いが窮地に陥った時は必ず助けに行く”と言う約束をして、ナトーがアフガニスタンの最前線で孤立した際に愛機(Mi-24)と共に駆けつけた。
***サン・シール士官学校***
*メリッサ*
*カーラ*
*ステラ*
ナトーのルームメイト。
年齢は3人ともナトーより1歳上の21。
*ヴィクトル*
生意気な年下の同級生ナトーを不快に思い、待ち伏せする。
*ジョルジェ総長*
陸軍少将。
サン・シール士官学校の総長(校長)