第2問 木魚の小説作品に関する問題
様々な作品を残している木魚。短編『中央線の座り方』は、戦いから帰還する戦士達が席に座る為に争うコメディである。
この短編は、実際に中央線に乗っている最中に書かれた。なぜ木魚は中央線に乗っていたのか。選択肢から選べ。
1 モーニング娘。の八王子コンサートの帰り
2 欅坂46の富士急ライブの帰り
3 富士登山の帰り
4 立川シネマシティ極上爆音上映の帰り
もう答えは分かるだろう。
答えはこの下部に記載する。
その為、考えたい者はスクロールを止めろ。
ヒントがなくても分かるはずだ。
では答えだ。
第2問 答え
2 欅坂46の富士急ライブの帰り
が正解。
『中央線の座り方』には一言もライブの文字は出てこない。だが、この作品は富士急ハイランドのライブの帰り道という状況だからこそ生まれた。
ライブが楽しかった、心に残るものだったとして、それはなぜか。メンバーの力はもちろん、楽曲や演出の力もあるだろう。配置されたスタッフの呼びかけや、熱いファンの心意気、後方だとスクリーンを見ることになる集客のすごさ、森を飛んでいく鳥、空模様、富士急ハイランドという富士山が見える場所、そんな諸々が影響しているかもしれない。
もっと言えば、新宿から中央線で行く場合かなり時間がかるからこそ、良かったのかもしれない。帰りも富士急ハイランド駅で長いこと並んでやっと列車に乗れるも、ライブ終わりで混んでおり全く座れない。そんな状況ですら、いやそんな状況だからこそ強く心に残る。ライブの印象よりも往復に時間がかかった印象のほうがより強いじゃねえかと。だからこそ、より心に残ったのかもしれない。
そんな諸々の感情が混ざったことで、『中央線の座り方』は生まれたと、後年の雑誌インタビューで木魚は語っている。