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カルトクイズ
私の名はナン・ディーモ・ゼサン。私の役割は何でも絶賛することである。
その行為に対する批判は勿論ある。芸術と呼べないようなシロモノを誉めて何になるのかと。そこにこだわりはあるのかと。
その批判すらも想定の内だ。
誉めることは難しい。薄い批判のほうが簡単だ。悪いところは誰でも見つけやすい。だからこそ私は誉めることを重視する。何かを誉めることが世の中を動かす糧となると信じているからだ。
21世紀を代表する偉大なる作家、快亭木魚についてあらためて説明する必要もないだろう。
だが、この孤高の作家でありするどい評論家であり偉大なる芸術家である一人の人間について、まだきちんと理解されていない側面も多いと感じる。
そんな諸君の為に、今回クイズを出題する。ここから出される問いに答え、ぜひこの偉大なる作家の軌跡を知ってもらいたい。
ではさっそく行こう。