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引きこもり戦姫 共通①


「はあ……」


魔界エルジプスは人間の世界ミーゲンヴェルドの地下にある。

私は父の兄である魔王の姪に生まれたが、悪と名高い魔族らしくない薄緑の髪をもっていた。


物心ついたときには、こんな髪では外に出られない。

そんな思いで城内にある私の部屋に引きこもりながら数年をすごしていた。


「アレクシア様、サンドリア様がお呼びです」

「義姉様が?」


10歳のときに父の弟にあたる叔父が亡くなり、彼女は父に引き取られた従姉。

しかたがないので人がいないかを確認しながら部屋に入った。


「アレクシア」

「お姉さ……あ!」


私は躓いて、胸に倒れ込んだ。

スタイルがいいからてっきりクッションのようになると思ったが予想とは反して顔面が痛い。まるで詰め物、というより詰め物。


「まさか義姉様が上げ底だったなんて……」

「だって男だから」

「ええええ!?」


まさか義兄だったなんて、結局用事はうやむやになった。


「アレクシア様!」

「フュエル」


彼は城にたまにくるピエロの少年。小さなころがらの幼馴染だ。


「この通り、お願いします!!」

「なにを!?」

「貴女にしか頼めないのです!」

「いや、だから」

「この道化、サンドリア様に心を奪われているのです」


昔から彼が義姉あらため義兄に恋しているのには気がついていたが。


■どうしよう


[まかして!]A

[だが断る]B

[ハハハ、残念だったな~お前の恋した相手は男だったんだぜ☆]C

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