秘密と新しい家族
目が覚めるとベットの上だった。まだ頭がぼーっとしている。初めて人相手に魔法をつかったな。ていうかハルトは化け物だな。結構本気で魔法を放ったんだけどな。やっぱり前から考えいた無詠唱を覚えないとだめかもな。行動が読まれてしまう。
周りを見渡してみる。机に置手紙があった。内容は道場で待っているというものだった。
しかたなくベルの意識が起きるまでもう一眠りすることに決めた。
その後目を覚ました俺とベルは道場に行った。
「やあ、ベル。もう体の方は大丈夫なのかな。」
道場につくと父さんが僕を迎えてくれた。
「うん。それにしてもさすが父さんだね。やっぱり強かったよ。」
「いやベルもなかなか強かったよ。あそこまで魔法が使えるとは思ってなかったからさすがの僕もびっくるだったよ。ただ剣の方はもうちょっと練習がいるかな。」
「そうだね。やっぱらの魔法はすごいよね。」
僕は兄ちゃんがほめられたけど、自分がほめられたように感じた。
「今日はこれからこの道場というか、僕の剣術の秘密を教えてあげよう。実は今まで教えてきた剣の技は、型通りにやるだけじゃ意味ないんだよ。実は僕はわからないように技を出すほんの一瞬自分体を魔法で強化してるんだ。こんなふうにね。」
父さんはそういうと体に魔法をまとった。
『なんだ。身体強化の魔法はハルクも使えたんだな。』
『あれは兄ちゃんがバーストモードって言って練習してるやつだよね。父さんもやっぱりつかえたんだね。』
「これを纏うことで普通の人には無理なことも可能にさせる身体を手に入れるんだよ。
まあ僕はあまり魔力の多い方ではないからせいぜい10分しかもたないんだけどね。そのため技を放つ瞬間か、本当に危険なときしか使わないんだ。」
「すごいね父さん。僕のもこれを覚えれば型通りに技が出せるようになるの?」
「ああそうだよ。まぁ、あれだけ魔法を使うことができる君ならすぐにできそうだけどね。」
それから僕は身体強化の魔法の練習に入った。結論から言うと僕は魔法を使うことができなかった。理由はわからない。でも僕の場合は『魔力すら出てない』と兄ちゃんに言われた。僕と兄ちゃんの体はつながっているのにどうして僕は魔法を使うことができないんだろう。父さんも不思議そうにこっちを見ている。確かに兄ちゃんの魔法を見た後、魔法が発動しないなんて言ったら不思議になるよね。
結局魔法が使えず今日の練習が終わった。外を見ると日が落ち始めていた。
ん?入口にルシアが立っている。あれなんか泣いてない?泣いてるよね?
『兄ちゃん緊急事態発生だ。ルシアが泣いてるよ!』
『うわぁっ!びっくりした。急に話しかけるなよ。あ~、びびった~。』
『そんなことよりルシアが泣いてるんだよ。』
『どうしたんだろうな。またいじめられたとか?』
『なんだって!前いじめてた3人組かな。兄ちゃん今すぐあいつらを殺しに行くぞ。僕のルシアを泣かせた罰を与えてやる。』
『落ち着け、ベル。殺したら罰にならないだろ。それよりも何があったか聞いてみろ。』
『そうだね。聞いてみるよ』
ルシアの前まで行き何かあったのか聞いてみる。
「どうしたの?ルシア。何があったの?」
ルシアは何も言わずに泣きながら僕に抱き付いてきた。
やばい、いいにおいがする。なん立そうだよ兄ちゃん。
『耐えるんだ、ベル。泣いている女の子に抱き付かれて興奮してるなんてばれたらか嫌われるぞ。』
なんとか興奮する気持ちを抑えルシアの両肩をつかみ体を離す。
その後なんとかルシアを落ち着かせ事情を聴いた。
そうやら親にエルフのことを馬鹿にされいじめを受けていたらしい。
なんて親だ。子供ができてから急に厳しくなったらしく、今日も馬鹿にされたらしい。しかも僕のことも。『どうせルシアと一緒にいるような奴はくずだとか言われたんだろうな』
それにルシアが抵抗すると、急に殴ってきたらしく、ここまで逃げてきたようだ。
この話話聞いた父さんが「ルシアを連れて家に帰っていなさい」といいルシアに家の位置を聞いて走って行った。
僕にはどうすることもできないので二人で家に帰った。泣きそうだったから手を握ってあげた。やわらかくて小さかった。手汗が気になって仕方なかった。
『そんなこと気にするとかベルはまだまだだな』
『そう言われてもルシアと手を握るなんて緊張しちゃうんだよ。』
『なら俺が変わってあげようか?』
『絶・対・い・や。』
家につくとルシアを椅子に座らせて父さんが帰ってくるのを待った。
その後、リリ姉と母さんも帰ってきて話を聞いて出ていこうとしたが、レイナさんに止められていた。
父さんが帰ってきたのは僕たちが先にご飯を食べているときだった。
ご飯の後「緊急家族会議(inルシア)」が始まった。
「簡単にまとめて言うと、ルシアのご両親を殴って私の家で引き取ると納得させてきた。」
父さんはドヤ顔で言った。
さすが父さんだよ。一番いい方法で解決してくれるんだもん。かっこいいよ。
母さんとリリ姉も拍手して父さんをほめている。
『殴って、うちの子にしたってそれ誘拐だろ。』兄やんがなんか言ってるがここは譲れないよ。僕とルシアが一緒に住むためにはこの方法しかないんだからね。
ルシアは最初、呆気にとられた顔をしていたが、母さんたちが笑顔で迎え入れてくれるのがうれしかったのか泣き始めた。ルシアは今日ずっと泣いてばかりだね。
それからルシアは僕たちと一緒に住むことになった。
部屋はリリ姉と同室ということになった。最初、母さんが僕の部屋でいいんじゃないかと言ってきたが僕とルシアが二人そろって顔を赤くし動かなくなったのを見かねて父さんがリリ姉の部屋にしようと言っ他のでそうなった。
『ハルトさんありがとうございました。改めまして、ルシアです。よろしくお願いします。』
ルシアは父さんにお礼を言うとみんなに改めて自己紹介した。
このお礼は助けてくれてありがとうって意味で決して僕の部屋が嫌だったとかいうことではない・・・・はず。
とにかくルシアとこれから同じ屋根の下で過ごすのだ。楽しみだよ。
『そうかベルはラッキースケベが目当てなんだな。』
『ラッキースケベって?』
『着替えをしてるとこを偶然見てしまうハプニングのことだよ。一緒に生活したいってことはそういうことが起こらないか期待してるってことだろ。』
『そ、そそ、そんなこと期待してないよ!もしかしたらルシアの歯ブラシを偶々使っちゃうとか考えてないからね。』
『十分考えてるじゃないか。てかなんだそのちっちゃいラッキースケベは。もはや偶然じゃないだろ。確信犯だろ。俺の意識があるうちはそんなことさせないからな。』
『・・・・・・そんなことしないよ・・・・・たぶん。』
『おいベル。こっちを見て話しなさい。』
『・・・・・・・。』
『はぁ~。ほんとはそういうの俺の役目なんだがな~。こいつはいつのからこんなふうになっちゃったんだ・仕方ない。今日は俺がずっと出てとくからな。』
兄ちゃんは僕と強制的に入れ替わった。その日僕は一度も入れ替わってもらえなかった。
ここら辺は早く終わらせたいけど難しい。




