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ベル・クライフの成り上がり  作者: エイト
ベル~始まり~
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プロローグ

初投稿なので温かい目で見てもらえるとうれしいです。

ある小さな村の丘の上にある家から一人の新たな生命が生まれた。

名前はベル。今その小さな体は一人の女性に抱きかかえられていて、その女性の横では男性が涙を流している。言うまでもないが彼らがこの赤ん坊・ベルの両親である。

母親はアリスといい、きれいなストレートの金髪でかなりの美女である。背はあまり高くはないが、とても賢く聡明な人だ。

それに対し、父親はハルトといい、短髪の黒髪イケメンだ。とても優しい性格をしているが、服の下にある筋肉はかなり鍛えあがられているのがわかるくらいムキムキである。

そんな二人を笑顔で見守っているのがメイドのレイナである。彼女はまじめな性格をしており、仕事をちゃんとこなすため二人からの信頼も厚い。

今彼らの家にはその三人と今この場所にはいないがもう一人、この赤ん坊の姉に当たる人の四人で暮らしている。三人は笑っていたり泣いていたりしているが全員この出産という事実を非常に喜んでいる。


そんな中彼らとは違う感情を持っている人がいた。

それはベル本人だった。





~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

俺の名前は青井優人。大学生だ。いや正しくは大学生だったといったほうがいいか。

覚えているのは夏休みに入ってからブラックなバイト先で20連勤を達成したとこまでだ。

確か、最終日のバイトが終わり家に帰って速攻ベットに行って寝ようとした。疲労もピークに達しておりそのまま寝たはず・・・・。


あっ!思い出した。寝る直前に俺は忙しかったからたまっていたものを出そうと思い、パソコンの前に行って1人でしてたんだ。


ん?なのにこの状況はどういうことだ。


よくラノベである異世界転生ものってことだったら俺は死んだってことだよな。


まさか・・・俺・・・死んじゃった・・・とか。


はぁ~~~。そりゃないぜ。まだやりたいこととかいっぱいあったんだぜ。


てか、俺の死因て何になるんだよ。過労死だったらいいけどテクノブレイクだと恥ずかしいな。こんなことになるなら疲れている状態で8回もするんじゃなかったぜ。

いや悪いのはあのかわいい女優さんだ。あんなかわいい顔してエロいことしてたら興奮するのが男ってもんじゃないか。

そうだ。俺は悪くないぞ。断じて早漏が原因ではない。

ただパソコンの前で下半身裸で燃え尽きている大学生か。死ぬ最後に人生最大の汚点ができたな。ごめんよ。親父。おふくろ。こんなバカ息子で。おれの給料は好きに使っていいからな。


まぁ、俺の死んだ原因は置いておくとしよう。


問題はこの状況だ。俺は今かなりかわいい女性にお姫様抱っこされている状況だ。

たぶんさっき言った異世界転生ものということなんだろうけど実際に体験してみるとかなり不思議な感覚だ。

全く知らない人に抱っこされているのに、嫌悪感が全くない。これが血のつながりということなのだろうか。


たぶん母親だと思う人が俺に話しかけてきているぞ。


「$%#‘%%’*‘&¥#」


はい、よくある聞き取れないやつですね。

あれ?名前すら聞き取れないってどういうこと?

普通,名前くらいはわかるはずなんだけどな~~。


なんて考えたりしていたらなんだか周りが急に慌ただしくなった。


どうしたんだろう?

あっ!そういえば俺まだ一言も声を発してないじゃん。

そりゃ不安になるわな。


「アー、アー、アー、オギャー、オギャー」


当たり前ですけどしゃべれませんよねー


俺が声を発したことで周りにいる人たちは安堵の表情になった。


少し声を出しただけだったが俺は急に疲れを感じ、眠りに落ちていった。


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