第四話パーティー
今回はアクセル全開です。
学校が終わり、私達は今夜行われるパーティーの準備をしていた。
「由良は料理がうまいから、料理は由良が作って欲しいな。」「いいよ。私が料理作るから百合は部屋の飾りとかテーブルを吹いたりして。」私はわかったと返事をし、作業していると、キッチンからはいい匂いがする。見たいという気持ちがあったが、
私は由良の料理が大好きだし、楽しみだから完成したら見ることにした。しばらくすると私の自分の仕事を終えてテーブルに待機していると、キッチンからは様々なご馳走が運ばれてきた。
「これ全部由良が料理したの?」「うん。そうだよ。少し時間はかかったけど百合に喜んで欲しかったから」「本当に!ありがとう。由良大好き!」「だっ、大好きなんて、うっ、嬉しい」由良は照れながらとても嬉しがっていた。
早速私達は由良が作ってくれたケーキを入刀した。
「なんか、結婚式みたいだね。」由良は照れながらそうだねと返事をすると百合との結婚式を想像し、
百合と結婚したいなと思った。それは私も同感であり、由良は絶対いい奥さんに
なると思った。ケーキ入刀を終えると、ケーキをお互いに食べさせあったり、私は由良の口にクリームが
あることがわかりそれを舐めたりした。
十年間の思い出話も由良とした。一度私が熱で倒れたときも私を看病してくれたし、今も毎日起こしてくれるし、勉強だって私がわかるまで付き合ってくれる。由良に助けてもらってばかりの人生だけどこの人生を一度もやだと思ったことはない。むしろ由良と会えてこれ以上幸せな人生などないと思う。
「最後にあの約束のことしようか。」私は台所へ行き、お菓子を取りに行った。
私がチョコのかかったお菓子を咥え、それを由良も咥える。
どんどん二人の距離は近くなっていく。そして、二人の唇と唇が当たった。
チョコの味と由良の味が混じり、とても美味しい状態で私の口の中に入ってくる。
私たちは少し恥ずかしかったが、より仲良くなった。
「これからもよろしくね由良。」「うん。こちらこそ」
私達は最後にキスしてこのパーティーを終えた。