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そして放課後

『一花、今日はこの後仕事?』

ホームルームが終わって机の中の教科書やら筆箱やらをゴソゴソと引っ張り出してる斜め後ろから声が掛かる。サエちゃんとアヤだ。

『ううん、あたし主要メンバーじゃないから暇なんだー!どっか寄って帰る?本屋さん行かない?』

肩までの髪をハーフアップでまとめてるアヤと、ややポチャを気にしてるサエちゃんは口々に『そっかー何かと大変なんだねー』『一花前に出ていくタイプじゃないもんねー』なんて納得してくれる。アヤとは中学から、サエちゃんとは高校に入ってから仲良くなった。芸能界入りは2人には相談せずに決めた。


そうそう。あたしが所属してるグループは8人グループなんだけど知名度なんてご当地アイドル並みだし、その中でもあたしはいわゆる“後列”なんですよ。だから大して忙しくないのはホント。ただレッスンは夜からやってるんだけどね。そってわざわざ友達に言うことでもないじゃない?どうせ今から寄り道して帰っても夕方にはバイバイするんだから。中途半端な位置のくせに、お仕事してますアピールしたくないのよねぇ。

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