表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スローライフは箱庭で  作者: 盆ちゃん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

29/48

第29話:聖域の門戸開放――丸投げされた外交交渉

第29話:聖域の門戸開放――丸投げされた外交交渉


 主神から「公式なドーム運営権」を認められたことで、聖域は外界から**「神認可の不可侵特区」**として認識されるようになった。

 その結果、ドームの結界外には世界各国の王、大司教、大商会の主たちが「貿易の許可」を求めて土下座する行列が、隣国まで続く事態となった。

「シルス様、彼らは『マナ・ウィスキー』や『魔導ネット端末』の輸出、さらには『スライムによる行政コンサル』を熱望しております」

 アリステアの報告に、シルスは寝返りを打った。

「……面倒くさい。アリステア、俺は寝る。外交とか貿易とか、全部プルたちに任せるよ。条件は一つ、『俺の昼寝を邪魔させないこと』。それ以外は全部スライムの好きにしていい」

「……御意。スライムたちによる『聖域貿易局(S.T.A.)』を設立いたします」

 これが、後に**「スライムによる世界経済支配」**の引き金になるとは、この時のシルスは知る由もなかった。

 プルを筆頭としたスライムたちは、シルスの命令を「冷徹なまでの最適化」として実行した。

 外界の王たちが招かれた交渉の席。

 プルたちは、人間には到底不可能な速度で「超不平等・超合理的な貿易条約」を次々と提示した。

「我ラ、提供スル、技術、高価。支払イ、魔石ト……貴国ノ『全市場・決済データ』ノ、共有、デス」

「えっ、全市場データ!? それは国家機密……」

「嫌ナラ、帰レ。次、並ンデイル」

 スライムの圧倒的な「情報の暴力」の前に、人間たちは膝を屈するしかなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ