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詩❲心理描写-暗❳

白と黒の渓谷

作者: 日浦海里

黒と白の無機質な文字だけで

画面が彩られている


哀しみの青でもなく

狂い咲く黄でもなく

血を流す赤でもない


すべての色を混ぜ合わせた

光と影の色


そこに全てあるはずなのに

そこには何も感じられずに


ただ死を思わせる静けさだけが

向こう岸から伝わってくる


光とか

闇とか


幻想世界も

現実世界も

生と死を表してるけど


見方次第では

どちらも繋がる先は死なんだ


天使だって

悪魔だって

死んだ先に出会うもの


真っ白な世界も

真っ黒な世界も

死んだ先で訪れるもの


だから

黒と白の無機質な文字だけで

彩られた画面を見ると

ただ死を思わせる静けさだけが

向こう岸から伝わってくる


青くもないのに

背が冷たくなる

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― 新着の感想 ―
[良い点]  頭の中に、白夜行や暗夜行路そういった言葉が浮かびました。光の中で眩しいですが、暗闇の中で安らぎを感じることもあります。向こう岸には何が待つのでしょうか。考えると少し怖いですね。 [気にな…
[良い点]  色を混ぜると黒になり、光を混ぜると白になる。  感情も、現状も、全て混ぜればどちらかに。  つまりは終わりに向かうのかと。  そんな風にも取れました。 [一言] >死んだ先に出会うもの…
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