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1, 転生してしまった

ログインありがとうございます。

 俺は死んだはずだ。トラックに綺麗に撥ねられて即死だったはずだ。なのになんで〜もう二度と生きたくないと願ったのに。なんか赤子になってるし〜


 俺は元小説家の岩井紗衣斗だ。女っぽいあだ名をつけられたり、キモいと暴力を振られたり、そんなこんなで学校に行けなくなった時、俺はあるサイトを見つけた。それは自分で書いた小説を投稿できる。という夢のようなサイト。俺はそのサイトで書いた小説のお陰で自信をつけることができた。自分の小説を楽しい、面白いと言ってくれる人たちが沢山いたからだ。彼らのおかげで不登校も、いじめも怖くなくなった。この世界の中には俺のことを外見や名前で差別せず、俺自身を見てくれる人もいたんだと気付かされたから。


 ちなみに俺の小説が人気になったのは紗衣斗という名前のおかげだと思う。読み方がサイトという読み方だからかなと思っている。


 まあ、でこうなればもう小説書くこと以外には興味が微塵もないわけで……そうなればどんどん書き進めていく。書けば書くほど期待も大きくなる。その期待に押しつぶされて死にそうになった時トラックに撥ねられたと言うことです。


 せっかくの新しい人生も次期魔王と期待されては何もできない。俺、一応小説家だったから、転生とかしてもあんまり驚くことはなかった。慣れすぎたのかも……


「この方の名前分かりましたか?」


「鍵が後少しだ」


 え?俺まだ名前ないの?この世界にはステータスがないらしい、どれだけ頑張っても出てこなかった。だから名前ないの知らなかった。


〈それから数時間後〉


「空いたぞ金庫が空いた」


「どうやらこの金庫は魔王の血族の血が必要だったらしい」


「さてこの方の名前を発表します。ファルヴァント様です」


「うん?」


 俺は耳を疑った。流石にそれはないだろう、前世描いた小説の主人公と同じ名前なんて嫌だ。しかもすんげー性格悪い奴!でも俺の母親がつけてくれたらしいから捨てたくはない。


 そういや自分の種族はなんだ?周りは羽が生えている人ばかりだ。触ってみよう!頭には……2本のツノ!背中には羽!そして大きな牙さて何の種族でしょうか?分かるかー!色んな種族がマジってるわ。という事で魔王種でいいかな?


「この子が今は魔王であるが何もできないではないか!これでは魔王軍が成り立たない早く成長してもらわねば!」


「でも、この子に「成長」は使えんだろう?どうしようもない」


 「成長」がいいんじゃない10歳くらいまでならそこからはもう成長を止めればしばらくは激務にも耐えられるはず!早速やってみるか。魔力はこのあったかいのでそれを全身に広げるようにして……へ〜そうやってやるんだ。


 耳にキーンと音がした。そしたら俺は10歳くらいの体のなっていた。お、想像通り!


「凄い」


『くそっ、なんでこんな高度な魔法が使えんだよ。まあでも支持者はほぼゼロ、この状態なら楽に暗殺できるか』


 何だこれは?なんか聞こえる。誰もこの言葉に反応していない。それにこれは隠密に済まさなければならない事を暴露しているようだぞ?もしやこれは幻覚?それとも誰かからのメッセージ?心の声?でも、どれでもまずい。俺に危険が近づいているのと同じじゃないか!


 数時間前に俺は銃弾で撃たれ、腕をナイフで切られたらしい。切られた傷はまだ残っていた。10年後でも残っているか……銃で打たれたところは流石に残っていなかった。ちゃんと処置してくれた人がいた。その人の名前は知らないけどね。


 俺は記憶を漁った。そしたら人間に連れて行かれている母親がいた。俺は本能で理解していた今の俺は母親を知らないけど、なぜか分かった。


 こんな事されたらさ死んじゃうんじゃないの?魔王でも死ぬよ?多分……これを見て見なかったことにするなんて無理だな、俺には…


 まあ人間から戦争を仕掛けて来てくれているみたいだから俺は悪役魔王を演じるだけ、もう存分に暴れて盛大に魔王を演じてやろうじゃないか!魔王と勇者だったらみんな勇者を応援する人が多いだろう、でも俺はそんな常識を壊してやろうじゃないか!魔王は見た目が怖くても優しいと、勇者は弱くて役立たずだと言わせてやる。俺は俺の責務を全うする!


 事にしました。


 

今日も寒いですね。みなさんも体には気をつけてください。次話もよろしくお願いします。

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