素語録
私の好きな俳優さんは、笑顔が可愛い。
そして、やさしい。
そして、背が高くて、カッコ良さもある。
そして、裏表が全くない。
でも、語彙力という点では好きになれない。
最近、フォトブックを発売したのだが、そこに添えてある一言が平凡であり、シンプルでダサいのだ。
もっと、ひねってほしかったというのが本音だ。
『カッコいい僕』
とか。
『俳優が好きだ』
とか。
『夢でした』
とか。
『努力は裏切らない』
とか。
『こんな僕どう?』
とか。
『みんな大好きだよ』
とか。
当たり障りのない短文しかない。
普通なら、そこに書いてある言葉を、心に仕舞ってみたり、ふと思い返してみたりするだろう。
でも、ありきたりすぎて全然ダメだ。
全然、心に仕舞えない。
私は、可愛さ一本を軸に愛していく。