第三十一話 1ケ月って短いね。
「鑑定」
[名 前] メタルスパイダー :Dランク
[族 種] 蜘蛛属(亜種)
[レベル] 41
[スキル] 「捕獲」「投網」
食す鉱物よって吐く糸が違う
吐き出された糸は粘着性が強く加工に向かない
内部の袋線から取り出すのが上質
食用可 茹でたり焼いたり熱を通す事で外皮が剥がしやすく成る
味は甲殻類と同類
蟹や海老に似ているって言われても、食べる勇気が無い。
袋線の方はだいぶ取れた
この周辺では霊糸がほとんどだけど目的の糸なのでOK
糸だけ取り除いて、それを編み込んで組紐にして柄に巻き付ける
手作業で行うと面倒なので、収納して大賢者にお任せ 便利です。
もう一つ大賢者にお願い
「蜘蛛を茹でて足の身だけを取り除いて欲しい。」
「お安い御用」
食べ物のフォルダーに大量の茹でた「蜘蛛の剥き身」が
少し取り出して食べてみる これなら分からない。
海老より蟹に近いタラバ蟹の様に、繊維がしっかりして甘味があり
うん美味しい♪
急いでネットでカニ酢を購入。 付けて食べるとさらに美味しい♪♪
剥いてもらって食べるだけって贅沢〜
腹も満たされ、刀も完成した。
漆黒に赤い留紐拵え 鍔には不動の怒り火の透かし彫り。
火属性をイメージして拵えてみました。
江戸時代の辻斬りの気分が分かる。 斬ってみたい。
そこはぐぅっと我慢する、 急いで帰らないと依頼未成立で罰金だよ。
マップを拡大してストーンドニアまでの最短帰る。
もう少しでストーンドニアってとこなのに、
森の中にはワイルドボアの反応が!
遠くばかり減っても街の為に成らないから、幾つかの群れを狩って
街に着いたのは二十日過ぎでした。
「おっ!帰って来たか?」 警備兵のルーカスさんだ
「中々帰って来ないから心配してたぞ」
「ごめんなさい ちょっと迷子に」
「!! それ武器か?」 刀を見て尋ねられ、
「はい、刀っていいます」 不思議そうに
「そんな細い剣で、大丈なのか?」 「直ぐ折れちまうぞ。」
「大丈夫ですよ。」「凄く丈夫に出来てますから。」
カードを見せ中へ入り冒険者ギルドへ向かう。
ギルド内に入り受付の方へ進むとラナさんを見つけた
「ラナさんこんにちは」
「ルートさん、無事だったんですか?」 心配そうなラナさん。
「?」 「無事ですよ」
「帰りが遅いって、みなさん心配してましたよ。」 みなさん?
「ルーカスさんやバルジさんそれとマスターも」
「ごめんなさい。」 「狩りに夢中に成って迷子に・・」
そう言ってカードを提出し、達成証明の為
地下の買取り所へ、ルナさんと向かう
「やっと帰って来たな?」
椅子から立ち上がりカウンターへ近づくバルジさん
「心配かけてごめんなさい。」
「ルートなら大丈夫だと思ってたんだけどな?」
「いきなりランク上げたから、ガルボも心配だったんだ。」
ランク上げた途端に死亡じゃ困るよね。
「それで獲物は取れたのか?」
「沢山狩って来ました。」 大きい方のカウンターの上に
ワイルドボアを次々と乗せる ちょっと待て!
「先に聞くが何頭だ?」 嫌な予感が働いたのか?バルジさんが慌てる
「? 全部だと634頭ですが?」 「全部置きます?」
手で頭を抑えるバルジ、 「取り敢えず100頭だ!」
言われた通り100頭のワイルドボアを乗せる
「今回は解体してないんだな?」
「はい時間がなかったので少ししか出来ませんでした。」
「時間ってどれだけ狩ってたんだよ?」呆れるバルジさんが真剣に品定め
「血抜きはしてあるんだな?」 はい
「よし、処理の有る、無いでは、買取りが違うからな」 そうなんだ
「それより、 その手に持ってるのは武器か?」 はい
「素手だけかと思ったら武器も使うんだな?」
「はい、・・・ 勝てない魔物がいたから 調達しました。」
不思議そうに見るバルジ「お前が勝てないって、なんだ?」
「ドラゴンです。」 大口を空けて呆れるバルジさん
直ぐにハッと、「会ったのか?ドラゴンに?」 焦るバルジさんに
「遠くへ飛んで行く姿を見ただけです。」
「そうかぁ 流石に倒しては、いないんだな?」 安堵の顔に戻って
「取り敢えず、依頼達成の許可書を出す。それと査定は明日まで待ってくれ」
流石に全部は無理だった。
この日は達成報酬の銀貨2枚だけ頂きました。




