第十三話 自己紹介しました。
「ラナ、どうした?」
「ラナ?」
「あっ、申し遅れました、受付担当のラナです。」
「ルートです。」今頃自己紹介?
「バルジだ、なんだ?」っと少し怒り気味のおじさんに、
「本日登録したルートさん、買取をお願いしたいそうです。」
ラナが言うと、どれ?っと椅子から腰を上げ近づいて来る。
「品物はなんだ?」っと聞かれたので
カウンターテーブルの上にワイルドドッグの毛皮3枚と牙7本を出す。
「お前が解体したのか?」 一応、ダメですか?
「いや、うまいものだ。」 しばらく毛皮を見定め、
「さっきの牙もお前のか?」聞かれたので、
通行税を払うお金が無かった事、払う為に警備兵に牙5本を渡した事を伝える。
沈黙が怖い・・・
「じゃ〜、牙は一本銀貨8枚」
「毛皮は一枚、金貨1枚で全部で金貨3枚と銀貨56枚だ」いいか?
「毛皮一枚に金貨1枚もするの?」と思わず
「あ〜、普通なら銀貨50〜80枚ってとこだが、
こいつは非常に状態がいい、傷が無いから金貨1枚が妥当だ。」
「それでお願いします。」承諾すると
それじゃ〜っと、奥の部屋に入って行き、
手に鉄の皿を持ってカウンターに戻って来る。
テーブル越しに鉄の皿を差し出す。
鉄の皿の上には金貨3枚と銀貨56枚が乗っており
確認して、小袋の中には入らないので巾着の中へ
宿泊出来そうな場所はないか?尋ね、ギルド近くの宿を教えてもらう。
ギルドを出て、宿へ行く途中美味しそうな匂いが・・・
「串焼きだよ」 「美味しいよ」っと屋台のオヤジの声が
「いくらですか?」
「1本、銅貨2枚だよ」
「銅貨?持ってないよ?」すると大賢者が
「銀貨1枚が銅貨100枚です。」と教えてくれる。
「10本ください」と銀貨1枚を渡す。
一人で10本は多い事は分かってる けど、
ワンメーターで1万円札出す様なものだよ? 小心者なので
「あいよ」っとお釣りを先に渡され・・・たのは、
大きい50と書いてある大銅貨1枚と小さい銅貨30枚だった
銅貨は50枚分の通貨が有るのね?
「はい串焼き10本」っと大き目の焼き鳥サイズが10本!
両手で受け取り、落とさない様に持ち替えて1本手に取る
串には3つの大きな肉が刺してあり、いい匂い
肉に噛みつき頬張ると、少し固めの豚肉?、カシラ肉に近いかな?
直火焼きなのに肉汁が凄い!
「美味いだろう?」屋台のオヤジの声に
頬張り過ぎて言葉にならないので、 にっこり一礼して宿へ向かう。
紹介された宿を発見、 でも手に串焼きが、
周りにバレない様に異空間収納庫へするとフォルダーが追加され
「食べ物」の中に「オークの串焼き」が追加されてた。




