第十話 魔石とか、異世界ぽっいです。
更に道は森の中へ進み段々暗く、生茂る木々が日差しを遮る中、
「反応あり、魔物です。」
今度は何かと警戒しながら周囲を見渡すと、茂みの中から熊?
猪が軽トラサイズだったので予想より小さいかな?
それでも4m近く有りヒグマの様な大きさだ。
「鑑定」
[名 前] バトルベア Cランク
[種 族] 熊属
[レベル] 62
[スキル]「身体強化」「体力消費軽減」「ラッシュ」
非常に好戦的な肉食獣
毛皮、爪、牙は装備や武器に加工され重宝
肉は食用可、固いが美味しい
胆嚢は薬の材料として取引される事も
「アクセル」で一気に距離を詰めようと近づいたら
バトルベアがバックステップで間合いを広げる
フットワークの軽い熊ってどうなの?
疑問に思ってたら一瞬で間合いを詰めて来た!
鋭い右手が襲いかかって来る
「アクセル」で躱しても直ぐに左手が襲って来る
右、左と単純攻撃なので躱せたけどコンビネーションを混ぜられたら・・・
右、左、右、左、単純だけど数分間鋭い攻撃が続く、凄いスタミナだなぁ。
身体を左右に振りながら右、左、右、左、攻撃が続く
前世では不可能な熊の対処法もこの世界なら可能なのだけど
隙がなくチャンスが来ない。
威嚇の為に再び仁王立ちした瞬間にチャンスが、「アクセル」で懐へ
抱き付かれる前に首から頭部へ「ショット」を放つ
「ドン」っと鈍い音がしてバトルベアが倒れる
一応止めに後頭部へもう一発放つ
「ショット」がこれほど強力な魔法だったとは・・・
収納して、解体して、
フォルダーリストに、バトルベアが新しく追加。
毛皮と牙と爪、肉は手の肉がある!その他は・・・
「魔石」
「鑑定」 魔石:魔力の媒体となる石
所持していた魔物、魔獣、魔族によって異なる効果がある
防具や武器に加工したり宝石として使われる
大きさや効果によって差があるが全般高価である。
「鑑定」 バトルベアの魔石:ランクC
「ラッシュ」を習得出来る
「ラッシュ」:連打攻撃に加速アップ
連打攻撃中スタミナ消費停止
スキルが有る魔石は希少らしいけど
どう使えばいいのか?考えてみればまだ防具も武器も揃えてない。
使う時まで大事に取っとこう
ついに魔石ゲット、異世界らしく成って来たね。
次はなにが来る?、注意警戒して進んで行くと、木々の隙間から街が見えた!
森を抜けると遠くに街並みを見下ろせる場所に出て来ました。




