第一話 旅の始まり
主人公の容姿などは、
読者の想像に任せてます。
基本、毎日投稿、
変更時は事前お知らせいたします。
人生、
生きてて、よかったぁ〜
・・・
「ん?・・・、 えっ?どこ、ここ?」
真っ白で少し眩しい広い空間
光の粒子が光っては消える。
そして、なにも無い・・・
暫くすると小さな光の球が!
「気がついたかね?」
「・・・・」
「返事をしてくれると有り難いんじゃが」
「あっ、突然の事過ぎて・・はい」
「誰でも最初は、皆似た様な物じゃ」
「ここは簡単に言うと、神の空間じゃ。」
「神の空間?」
「余りに不憫だったのでなぁ」
「思わず此処へ運んでしまったのじゃ」
「不憫?・・・」
「覚えておらんか?」
「人生最高の出来事と喜んでいた事を」
「なんとなく楽しかった記憶が・・・
住所は覚えているけど名前は分からない、男だった筈だけど・・・
なにしてたかな?」
「その直後に、ショック死じゃったからのぉ〜」
「人生最高って喜び過ぎて? ショック死? ショック死ですか?」
「元の世界に、蘇らせる事は出来んが、異世界なら・・・
儂の世界なら多少付与も付けてやれるが、どうする?」
「わしの世界?」
「儂は、地球の創造神ではない、異世界の創造神じゃ。」
「異世界?」
「簡単に説明すると、精霊や魔物がおる世界じゃな、
魔物と戦ったり、精霊の力を借りて魔法を使ったりする世界じゃな。」
「漫画やアニメとやらの世界観に、似ておるな。」
「そんな世界で、私、生活出来るでしょうか?」
「そこは、多少オマケの付与を授けるから問題無いじゃろ」
「無茶さえせねばな。」
「お願いします。」
「決断が早いのぉ〜、時を要すると思ったのじゃがのぉ〜」
「・・・っでどんな付与が欲しいのじゃ?」
「付与って言われても、どんな物が有るのか?」
「儂は創造神じゃから大概の事は、与える事が出来るぞ。」
「はぁ〜、 ??」
付与とは、人属なら殆どの者が授かる才能の様な物で、
一般的な付与を「スキル」、特別な付与の「ユニークスキル」に分かれる。
一般の者が授かるスキルの殆どが[適正スキル]と言う。
例えば、「剣術適正」「弓術適正」「魔術適正」「体術適正」などじゃ。
商人を目指すなら 「鑑定」「話術適性」「空間収納」など
冒険者なら 「索敵」「攻撃強化」「身体強化」「武器適性」など
魔法が使いたいなら「攻撃魔法」「防御魔法」「治癒魔法」など
「才能と同じ数、付与もあると思っていいぞ。」
「魔法かぁ〜?」
魔法とは、精霊属性魔法と単純魔力使用の二つがあり
強力な魔力を保有する種族以外は、精霊の助力で発動する精霊魔法が主流じゃ。
属性毎に使える魔法も限られており、複数の属性持ちは貴重な存在となる。
また、光属性持ちは聖職者と同様に崇められ、闇属性持ちは・・・
創造神様自ら色々説明をして頂きながら、
幾つかの付与を頂き、新たな人生が異世界で、始まりました。