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大晦日【冬の詩企画】

作者: 紙本臨夢

冬の詩企画参加作品二篇目

帰ってこいと願う俺の大晦日


かじかんだ手に一人息を吐く


暗闇の中を一人で歩いている


瑠璃色の空は雲がかっていた


大切な人と一緒にいない年末


積もった雪が俺の足を埋める


ルートは一つしか存在しない


いくら願っても君は戻らなく


苦しみに溺れてしまう身体は


儚く消えそうになってしまう


愁いを抱く俺の心の奥底だと


止まってしまった時間の流れ


連日の悲しみに満ちた白い雪


君と見たかったと願っている


涙腺が緩み始めてしまった俺


例年通り奏でる除夜の鐘の音


止まった時間がわずかに動く


来る日も来る日も待っていた


大切な君が帰ってくる時間だ


大事にしていた、この想いは


走ってきた君に伝えて終わり


林道の端で伝えるこの気持ち


誓いの言葉、ずっと愛してる

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― 新着の感想 ―
[良い点] 言葉遊びをしつつ、ストーリーになっているんですね! 素晴らしいです!
[良い点] 文字数揃え、しりとり、話の流れ、素敵でした。 ハッピーエンドで終わり、良かったです。 [一言] 天理さんの割烹から来ました。 はじめまして。 言葉あそびが好きなので楽しませて頂きました!…
[良い点] しりとりしつつ、心情の変化が綺麗に伝わってきますね。素敵です! 最後にハッピーエンドなのも、いいですね。 ほっこりしました。
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