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悪の限りを尽くす…つもり  作者: 雷抖
東大陸編
51/51

特級魔法と戦いの始まり

また間違えて投稿してしまった……。完成してからまた更新します。

「それじゃ、次は僕の番かな? 魔法を使う事はあまり得意じゃないけど」


 マルスはそう言いつつ手に魔力を集中させる。得意じゃないとか言っていたけどやっぱ嘘じゃねーか。魔力の集束速度もコントロールも飛びぬけてるし。

 そして殆ど間を置かずに、マルスは魔法名を告げつつ手を上に掲げる。


「………《狼水塵(ろうすいじん)》」


 瞬間、辺りが暗くなった。見上げれば上空に巨大な水の塊が創り出されていて、そこから勢いよく何かが放たれた。それは無数の狼の形をした水流で、その水の狼は俺達の目の前の地面を目掛け殺到し、途轍もない轟音を辺りに響き渡らせた。

 特級水魔法《狼水塵》。その名の通り水の狼が対象を塵と化すまで喰らい尽くす魔法だ。言葉にすればそれだけだが、実際に目の当たりにすると凄まじい。おそらくは加減はしたんだろうけど、それでも舞台の広範囲が、粉々という表現が可愛いほどの有様だ。


「…ふぅ、やっぱり特級魔法は扱いが大変だね。」


 だいぶ分かり辛いが、マルスの顔に僅かに汗が滲んでいる。…魔法を使うのが得意じゃないってのはまるっきり嘘、って訳じゃないみたいだな。

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