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悪役令嬢は死ぬことにした  作者: 一番星キラリ@受賞作発売中:商業ノベル&漫画化進行中
 

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99/122

様々な音

 








 瞼に感じる明るさ。


 パチパチと聞こえる音には、聞き覚えがある。


 これは暖炉の薪が爆ぜる音では?


 カチ、カチ、カチ……


 置き時計が時を刻む音だ。


 パタン。ガチャッ。キーッ。


 扉を開け閉めする音は、遠くから聞こえた。

 わずかに靴音も聞こえる。そこに話し声も聞こえるが、何を言っているかは分からない。


 少し軋むような音やガタッと微かに聞こえるのは、窓や建物から聞こえる音だ。


 ザッ、ザッと歩く足音は、窓の外から聞こえている。


 カサッとすぐ近くで音が聞こえ、驚き、目を開け、眩しさにすぐ閉じてしまう。


 だが再び、ガサガサと羽毛布団から衣擦れの音が聞こえ、もう一度目を開けようとする。だがやはり眩しくて無理だと思った時。


「リナ?」


 心臓が止まりそうになる。


「リナ、リナ! 目覚めたんだね! リナ!」


 気遣うように、遠慮しながらも私を抱きしめる腕。

 感じる爽やかなグレープフルーツの香り。


「レ……イ」


 掠れるような小さな声。

 弱々しくあまりにも儚い。


「リナ……! 良かった、本当に! もう大丈夫。全部、終わった。何もかもすべて」

お読みいただきありがとうございます!

本日もよろしくお願いいたします☆彡

次話は18時頃公開予定です~

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