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『猫だ!』★★☆

(……あ、猫だ)


 歩いていると、ボクの目の前に、黒猫がやってきた。そこそこ大きい。撫でられると、「ごろにゃあ♪」と、気持ちよさそうに、お腹を向けて眠ってしまった。それを見て、


「腹まで黒い、コイツはクロだ!」


 なんて言う。


「さ。帰るぞ!」

「わん!」


 ご主人は、猫をひと撫ですると、耳を垂らしているボクに言った。そんなボクの名前は『タレ』……見た目通りの名前だ。わかりやすいご主人だこと。


 ま。そこが良いんだけどね。




 第九弾は、ミステリー用語でいうところの、『レッドヘリング』を用いてみました。これも、ある人の知識です。まだ十分に吸収しきれていないのが丸わかりですが……。


 レッドへリングとは、ギミック。つまり、(おとり)の情報=仕掛けで、読者の気を紛らす、技法のことです。


 偽物の犯人(今回は、ご主人に見せかけたわんこ)を用意してみただけなのですけど、ちょっとはトリックとして精巧になって来ているのではないでしょうか!


 主人公が、ボク=『わんこ』。飼い主が『見たことそのまま話す系男子』という、謎に凝った設定です。そこが若干わかり辛かったですね。


 事件(物事)が二度起きているように見せかけるのに苦労しました。ちょっと気に入っています。しかし、まだ技術面で物に出来ていないから、評価は低めです。


 犯人をぼかすのと、事件を増やすのとを同時にすると、何が言いたいかがぼやけてしまいますね。そこを上手く纏めて騙すのが『レッドへリング』という技なのでしょうか。


 あと、ギミックについて考えたことをちらほら。


 私の悪いクセで、その場にいる登場人物を、全員描写しがちなのです。そのせいでテンポが悪くなったり、のっぺりとした展開になってしまいます。


 こんな出題がSNSでありました。


 【目の前に五人の男がいる場合の書き分けを述べよ】


 私は指を加えて、回答者の答えを見るしか出来ませんでした。


 そこには、『マントの色で区別する』・『持ち物で区別する』・『身体の部位で区別する』・『ギミック=仕掛けを用いて、ミスリードに誘う』このような賢い回答がありました……!


 これだけでも色々できそうです。ふふふ、この勢いで、トリッキーレベルをアップさせていきますよ!

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