『情報過多』★★★★☆
「小説を書こう!」
web小説投稿サイトに登録した。気分が浮いていたから、友人と知恵を絞ってネタを考える。
「テーマは『冬』なんてどうだ?」
「具体的な方が良いなぁ……『雪だるま』とか」
「確か『雪だるま』って、英語で『スノーマン』だろ。これで、叙述トリック仕掛けられるんじゃねぇかな?」
友人は、ポンポンと提案をする。
「段々溶ける雪だるま……まさか、ブラックなネタになるんじゃ……」
「そうそう。ジャンルは『ホラー』だといいな」
「ホラーと言えば、あの作品だよな。確か、エクソシ……」
話が盛り上がって来た。肝心なことを言わなくては。
「……ねぇ。それらは、どうやって表現するの?」
僕が訊くと、全員一緒に答えた。
「それは、お前に任せた!」
「もう、三人とも! それが一番難しいのに!」
◇
第十七弾目。はい、だいぶ苦しいです。登場人数を誤魔化した、会話文が中心の作品です。私は、会話文を考えるのが、滅茶苦茶苦手でして……なんか噛み合ってないことが多いのですよ。
今回は、本当に『言わないとわからない』かもしれません。あえて解説をするなら、主人公が話すのは、「……ねぇ(略)」からです。
「三人も居たのかい!」
なんて声が聴こえて来そうです……次回は、ちゃんとしたのを書きますよ! 毎日更新かは分からないし、求められているのか分からないですし……。
でも、叙述トリックを使って『物語』を作り上げるまでは、この連載を、止めません。その過程でお見苦しい部分もあるかもしれませんが、お付き合いいただければ、嬉しいです。
あと、この作品は、読者さんを置いてきぼりにしがちですね。まだ『魅せる』ということを意識できていません。中には、(何この連載、意味わからない)という人も居ると思います。
私の頭の中だけで完結していてはいけない。そんな作品が多数あります。また、重要な箇所は会話文で説明させるのも技術だと思いました。地の文が多すぎると、くどくなってしまいます。
そういうのを嫌う人からはブラバされてしまうのではないか。考えることばかりです。
今後は、なるべく軽い文体に、『ビシッ』と決まる語句を入れこみたいです。やはり語彙力と構成力、そして会話文を成立させる技術が必要ですね。
きっとそれらが出来たなら、自ずとキャラクター性や物語性も出てくるのでしょう。あとは、感銘を受けた、既存の作品の模倣に、オリジナリティを加えるだけでは、多くの読者の感動を誘えない。
だから、年齢層などのターゲットを絞り『誰に伝えたいか』を明確にすれば、読んでもらえる確率はぐんと上がるのかな。好きなモノを書いて書籍化したいって気持ちはあるんですが。厳しいんだなって思います。
自分の世界観に籠るのは非常によろしくない。かといって、自分の個性を消してしまってもダメ。創作って難しいですね……!