インキュバスの記憶が甦ったので、可愛い令嬢達を誘惑します。皇女の誘惑ライフ。
インキュバスのスキルで四人の令嬢達を誘惑する内容です。
「何なのよ。この記憶」
突然に前世の記憶が甦ったのだが、それはインキュバスの記憶だった。
どうして女性の私の前世がインキュバスなのよ。
絶望感に苛まれて、呆然となってしまった。
「いけない。遅刻してしまう」
急いで制服に着替えて、学院に登校した。
「シャルル皇女様、おはようございます」
「今日も素敵です」
「御一緒に登校しても宜しいですか」
「抜け駆けは禁止よ」
「そうよ。狡いわよ」
上品で可愛い女子生徒が挨拶の声を掛けてきて、幸福感に包まれた、
「シャルル皇女様、おはようございます」
「今日も素敵ですよ」
「御一緒しても構いませんか」
「抜け駆けするなよ」
「そうだ。狡いぞ」
下品で醜い男子生徒が挨拶の声を掛けてきて、嫌悪感に包まれた。
「シャルル皇女様、おはようございます」
「カレン、おはよう」
教室に入ると、親友のカレン伯爵令嬢が挨拶してくれたので、私も挨拶を返した。
何故か彼女にドキドキして、つい抱き締めてしまった。
「「「きゃあああ」」」
「私も抱き締めて下さい」
「私も」
「お願いします」
周囲で黄色い歓声が上がって、皆が自分も抱き締めてくれと殺到した。
仕方ないので、希望者全員を抱き締めた。
「俺もお願いします」
「俺も抱き締めて下さい」
「男子は引っ込んでいなさいよ」
「直ぐに調子に乗って、本当にイヤらしいわね」
「シャルル皇女様に近付くんじゃないわよ」
女子生徒達が私の周囲に集まり、男子達からガードしてくれた。
やはり女子生徒は最高に可愛い。
「カレン、私の部屋でお茶しない」
「はい、喜んで」
ドキドキが止まらないので、彼女を私の部屋に誘った。
「お茶にお誘いして頂いて、ありがとうございます」
「実は貴女に相談があるのよ」
「私に相談ですか」
「そうよ」
カレンの耳を甘噛みして、ベッドに押し倒した。
「あの、相談とは何ですか」
「黙っていなさい。そして私に全てを委ねなさい」
「・・・・・・はい」
私とカレンは二人で濃密な時間を過ごした。
「シャルル皇女様、御相談があります」
カレンがセイソ男爵令嬢を伴って、相談を持ち掛けてきた。
詳しい話を聞くと、カレンの婚約者が彼女を蔑ろにして、セイソに付き合えと強引に迫ってくるとの内容だった。
しかも皇家主宰の夜会でカレンとの婚約を破棄して、セイソとの婚約を宣言するつもりらしい。
「どうかあの男からお救い下さい」
「私もあの不埒者を見限りましたので、重い処罰をお願い致します」
「ふ~む、カレンは婚約破棄を受諾して、セイソは婚約を拒否しなさい。そして私が夜会を騒がせた罪で断罪して、重い処罰を与えてやる」
「分かりました」
「それでお願い致します」
「任せなさい」
セイソの胸を揉んで、ベッドに押し倒した。
「な、何をなされます」
「いいから、私に任せなさい」
「・・・・・・お任せします」
「私も参加させて下さい」
カレンも参加して、三人で濃密な時間を過ごした。
「あの、御相談があるのですが」
ミヤビ公爵令嬢から相談を持ち掛けられた。
詳しい話を聞くと、婚約の話を直ぐに断られるとの内容だった。
彼女は公爵令嬢なので、身分が釣り合わないと、尻込みされてしまうらしい。
このままではでは適齢期を過ぎてしまうと、真剣に悩んでいた。
「婚姻だけが女性の幸せじゃないわよ。専属侍女として、私に仕えてみない」
「シャルル皇女様の専属侍女ですか」
ミヤビは考え始めた。
「宜しくお願い致します」
そして笑顔で受諾した。
「それじゃ早速、仕えてくれる」
ミヤビの太ももを撫で回して、ベッドに押し倒した。
「え、ええ」
「私に身体を捧げなさい」
「・・・・・・分かりました」
私とミヤビは二人で濃密な時間を過ごした。
「私はカレン伯爵令嬢との婚約を破棄して、セイソ男爵令嬢と婚約する」
「分かりました。婚約破棄を受諾します」
「お断りします。貴方との婚約なんて、絶対に嫌です」
マヌス侯爵子息が愚かにも皇家主宰の夜会でカレンとの婚約を破棄して、セイソと婚約をすると宣言したが、カレンは婚約破棄を受諾して、セイソは婚約を拒否した。
「・・・・・・」
マヌスはセイソに婚約を拒否されて、真っ青になってしまった。
「マヌス、皇家主宰の夜会で騒動を起こしたのだから、それ相当の処罰を覚悟しなさい」
「・・・・・・」
マヌスの顔色が真っ青から真っ白に変わった。
「カレン、セイソ、茶番は終わったみたいだから、一緒に退出するわよ」
「はい、シャルル皇女様」
「今すぐ参ります」
私達は仲の良さを見せつけるように、夜会を退出した。
「お待ち下さい。私も御一緒します」
ミヤビ公爵令嬢も同行する事になって、四人で私の部屋に向かい、濃厚な口付けを交わして、至福の時間を過ごした。
ちなみにマヌスは貴族籍を剥奪されて、平民となった。
「聖女シルク様が大神官子息のグレツから執拗に言い寄られて、とても困っているですって」
ミヤビから看過出来ない話を聞かされた。
以前からグレツの奴が神殿に仕えている女性神官達や信者の女性達に淫らな行為を強要しているとの噂は耳にしていたが、まさか聖女まで毒牙に掛けようとするなんて、絶対に許せない。
シルクは以前から私が狙っていたのに、先を越されそうになるなんて、不覚だった。
神に代わって、あの不埒者に神罰を与えてやる。
「シャルル皇女様が不治の病を患っているので、聖女シルク様に治療をお願い致します」
ミヤビ公爵令嬢からシャルル皇女様の治療を依頼されたので、急いで皇宮に赴いた。
「ミヤビから事情は聞きました。裁判所にグレツの淫らな行為の審議を申し立てましょう。そしてグレツを処罰させましょう」
「そんな事をして、神殿と皇宮の関係が悪くなり、大問題になりませんか」
「大丈夫です。私に任せて下さい」
「・・・・・・分かりました。宜しくお願い致します」
「裁判所から出頭命令だと」
「はい、聖女シルク様がグレツ様に淫らな行為を強要されていると申し立てたそうです。それだけではありません。女性神官達や信者の女性達からも次々と同様の申し立てがされているらしいのです。もう言い逃れ出来る状態ではありません」
「畜生。あの女達」
「被告人グレツ、聖女シルク、女性神官達、信者の女性達に淫らな行為を強要した事を認めますか」
「全てデタラメです」
「デタラメではありません。私は唇を奪われそうになりました」
「私は耳に甘噛みされて、ベッドに押し倒されました」
「私は胸を揉まれて、ベッドに押し倒されました」
「私は太ももを撫で回されて、ベッドに押し倒されました」
グレツは否定したが、多くの証言により淫らな行為が公になり、グレツには鉱山での強制労働の処罰が下された。
しかし何故か耳が痛い証言ばかりだった。
「ありがとうございました」
「ところで私の不治の病の治療をお願い致します」
「畏まりました」
シルクから治療の言質を取った。
素早くシルクの唇を奪った。
「な、何をするのですか」
「実は不治の病というのは貴女への恋患いなのです」
「私への恋患い?私達は同性ですよ」
「恋に性別など関係ありません。それとも私がお嫌いですか」
「・・・・・・そんな事はありませんけれど」
「それなら何の問題もありません」
今度は濃厚な口付けをして、ベッドに押し倒した。
そしてお互いの気持ちを熱い行為で確かめあった。
是非読んで下さい。