第四十六話「二人と一人」★
文末にイラストがあるので苦手な方はご注意ください。よろしくお願いします。
「コルト君!」
バンッ
「お前狙いが悪いんだよっ!」
バンッ
ゆきが腕を撃ち抜くがコルトは止めとばかりに眉間に一発いれていく。
「おい、テメー支部長室はどこだ?」
コルトは適当に敵を捕まえると支部長室を聞き出そうとしていた。
「コルト君、むりだよぉおおおおぉ!!」
ばんばん
ゆきは撃てるようになって当たるようになったとは言え正直素人のそれである。
なんとか二人は必死に支部長室へとたどり着いた。
★★★★★
「「?!」」
「っ」
デリンジャーがピストレットの唇を奪いしばし時間が経過してから眼が点のバレルに対してピストレットは手をあげようとしていたがデリンジャーにつかみあげられる。
「何するのよっ!」
「俺の女にするんだよ。」
「いやよっ!だって、だって私にはっ……」
なんとか必死に抵抗するが狭い車内、さらにデリンジャーの腕に捕まえられていた。
「デリンジャーさんがそう言うのがタイプだったとは…」
「女はいきがいい方がいいんだよ。」
こうしてピストレットがデリンジャーの本部のアジトへ車で移動していた時、バレットは一人で海辺のアジトへ侵入し、支部長とやりあっていた。
ばんばんばんっ
バンッ
たった一人のバレットに対して相手はたくさんの部下を引き連れている。そう、ピストレットは生きている。アジトを壊していけばきっと会える。もし、死んでても自分には引き返す事がもうできないと……。射的大会で優勝する夢を追いかけていた幼少期はもうないのだと。フラッシュバックするピストレットやキャノンとの温かな日々はどこにもないのだと、だから進まないとっ!例えどこにも帰れなくてもっ!!
バンッ
「くっ、たった一人で、だと?!」
バレットは支部長の右腕を撃ち抜いた。
「なっ?!!」
「くらぇええええええ!!」
バレットが放った一発はアジトの支部長の眉間へと着弾し、頭蓋骨を通り抜けて中身を突き破って壁を撃ち抜いていた。
コルト
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