第三十二話 「交渉」
こんにちは、バレットの主人公力が上がってきました今日この頃。ゆきとバレルはバレット達に何を話されるのか?!では、本編へ
村の中心にはこの村では一番大きな建物であり、それでいてこじんまりとした可愛らしい木製の教会だった。
「もう、大丈夫か?」
「あ、うん!全然平気!ありがとうバレル君!!」
いつもバカ女とかアホとか罵倒しかしないバレルがあまりにも優しく接してくるのでゆきは少し面食らっていた。ただ、平気だと言ってVサインをしたゆきだが、やはり先ほどの恐怖が心に染み付いているのか少し臆病になる。
「お前はここにいろ。罠かも…」
バレルがゆきを置いていこうとした時である。
「おうっ!バレル!来たなっ!待ってたぜ!!」
「……」
後ろから元気な声が響いた。バレルとゆきは振り替える。
「そう警戒すんなって!大丈夫だからさ?俺達はお前と話しをしたいと思ってるんだし、気ぃ抜けよ!」
「信用できないな。」
ガチャ
バレルは右手の手元の銃を構えてバレットの方へ向ける。
ガチャ
「あら?常にオモチャを持ってないと不安なのかしら?お子ちゃまねぇ!」
バレルの後ろではピストレットがデザートイーグルを構えていた。バレルは目線だけ後ろへと注意を向ける。
「女、お前が俺を撃つのが早いか俺がバレットを撃つのが早いか試してみるか?」
「ははは……」
バレットは落ち着けと両者を嗜めながらバレルのジョークは怖いなぁと、呆れて笑っている。
「冗談じゃない。」
バレルは真剣だった。
「うふふっ。それは残念ね、バレル。なら、きっと私が先に隣の泥棒猫ちゃんを始末しちゃうわ?」
「「「?!」」」
泥棒猫?!?!とは?!
ゆきはピストレットの言葉の意図が掴めないようだ。ピストレットはアジト破壊を阻止したゆきを敵視していた。
「まさか、この娘も連れてくとか言わないわよね?バレット!」
「いや、そのつもりだ!」
「っ!!そんなのっ!」
ピストレットが激情しようとした時、ヤツが出てくる。
「僕は大歓迎だなぁ!」
「っ!」
教会の中から出て来たキャノンの言葉にゆきはびくりと身体を強ばらせる。
「はぁ?!キャノン!!正気?この娘のせいで…」
「まあ、まあ、仲良くやろうよ!」
たぶんこの場面で一番仲良くするつもりがないやつがピストレットを静止、そう宣う。
「まあ、いいから皆、銃を離してくれ。話しはそれからだ。」
更に教会のおくからウェルロットが出て来た。
「と、言うことで、バレル!頼むよ!」
バレットがバレルに頼むとバレルは渋々銃を下げるが放さない。
「まあ、いいんじゃないかな?話を進めようよ!」
キャノンはニコニコと乗り気である。笑顔は終始凍っているが……。
「おう…バレル。バレルはデリンジャーの悪逆無道に賛同しているからデリンジャーといるのか?」
バレットの話を聞いてバレルはゆっくりと答えを述べた。
「……いや。俺はただ強くなりたいからデリンジャーさんの元にいるだけだ!」
「なら、俺達と一緒に来ないか?」
「「?!?!」」
予想もしなかった交渉にバレルは驚き、ゆきも眼を丸くした。




