第三十話 「最悪の再会」
こんにちは、ユキアです。バレル君とゆきの関係が少しづつ近づいてきた今日この頃。誰ルートになるかはまだ不明です。何度も命の危機にあうゆきちゃんですが今回も……。
では、気になる本編へ go!
デリンジャーの命令により、バレルとゆきはバレットを迎え撃つ為にバレットが本部のアジトへ来るのに通るだろうと思われるルートを車でひたすら走っていた。
「……なんで俺が…」
「バレル君!頑張ろうね!」
「お前、わかってるんだろうな?俺の銃…」
「ごめんてばぁ、だってデリンジャー様に向けるからぁ…」
バレルは一呼吸置いてそっぽを向いてからボソリと呟いた。
「……いや、いい。お前が無事ならそれでいい。」
「え?」
「…なんでもない。気にするな。」
ゆきはバレルが何をいっているのかうまく聞き取れなかった。
「あ!ここで止まって!運転手さん!」
「なっ?!」
キキィッ
車を止める。
「こんな所でなんで…」
バレルが呆気にとられるのも納得で、辺りは森林に囲まれており、みる限り雑木林である。
「ここから少し歩いた先に村があるから。そこに行こう!」
「そこにバレットが来るのか?」
「たぶん!」
「たぶんかよ……」
車から降り、足早に車を後にした。ゆきはずんずんと進んでゆく。
「うーん、あっち!」
「おい!待て!本当にあってるんだろうな?」
「……さぁ」
「さぁ、じゃない!戻るぞ!」
「あ、待って!あの茂みの向こうに…」
ゆきが指差した先には確かに村が広がっていたのである。
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「バレル君!村あったでしょ!ほらほらぁ!」
「わかったから騒ぐな。目立つと不味い。」
「はぁい……?!」
バレルはゆきの手を少し強引に掴んで歩く。
「あの、バレル、くん?」
「なんだ?」
「手……」
突然バレルに手を取られてゆきは焦燥した。
「……ほっとくとどっか行くだろ。」
「あ、ありがとう。」
こうして村の中の大きな建物へと向かってみた。
「誰かいるかなぁ?教会みたいだね。」
「さぁな……!!」
「バレル君……あれ?」
気が付くとバレルはゆきの手を離して何処かへ行ってしまっていた。
「どこに…」
カチャッ
背筋が凍る。目前が白黒に見える。息ができない。“イル”。“そこに”。“振り返えればそこにイル”。
“死ぬ”。このままでは“死んでしまう”。
「こんにちは。数日ぶりだね。」
声の主をゆきは知っていた。一番会いたくない。話しの通じない相手である。ゆきは悪寒を感じざる追えなかった。
ゆきちゃんは本当にただのアニメオタクって感じなので銃の扱い方が上手い訳じゃないです。本当に典型的な日本人の一般人です。だから、死にかけて怖いって恐怖を抱くのは普通なのですが、らしくないかなっと言うとらしくないのかも……。ゆきちゃんは基本元気とアホと気合と感と、ギャグと運だけで乗り越えてる感じですね。ミサちゃんはオタクでもないしまともな一般人なのでゆきちゃんと比べるとゆきちゃんがちょっと普通(?)に見えないかもですが、性格の問題ですね。ゆきちゃんはあれで、たぶん普通です。( ・ω・)キリッ
と、言う事でこれからもよろしくお願いします。(’-’*)♪




