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第二十話「ほっと一息はぼた餅と共に」

こんにちは!久しぶりの投稿です!よろしくお願いします!



ミサがアップルパイをテレビ画面にぶつけた翌週。


「ミサ、今度はおばあちゃん、ぼた餅作ってくれたわよ。」


「わぁい!今度こそはまともに食べたい……あはは。」


「もう落としちゃダメよ?」


「わかってるってば!!」


ミサの母はぼた餅をお皿に乗せた。ミサはお茶の準備をする。テーブルにはぼた餅と緑茶が並んだ。


今日は「トリガーバレット」の放送日である。ミサがテレビをつけると「トリガーバレット」が放送されていた。


「ミサ、テレビ見ながら食べたらまた落とすんじゃない?」


「もう大丈夫だってばー。」


前回、ゆきが銃を持って飛び降りた所で終わっていた。その先を見る。


「……!!」


ゆきがなんとかバレルの機転でトロッコに落ちて無事だった事にミサは心から安堵した。


「よかったぁ」


「あら?この子……ゆきちゃんに似てるわね?」


「え?そ、そうだよね!名前もゆきって言う見たいなの!!」


「そう、だから前回あんなに慌ててたのね。ただのアニメにそこまで焦るなんてと、思ってたのよ。」


「あ、ははは…」


「こっちのゆきちゃんは幸せになってほしいわね。」


「う、うん」


安心したミサはぼた餅を頬張る。甘いあんこの風味が口いっぱいに広がった。ぼた餅を呑み込むとお茶を一口。甘いあんこを緑茶が引き締める。


「美味しい」


「よかったわ。おばあちゃんに今度お礼しなくちゃね。」


「そだね。」


その日の「トリガーバレット」は西のアジトの民間人が解放されて新たな支部長となった副支部長が就任し、平和に終わった回だった。

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