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第二話「人違いからのサドンデス?!」


「ええええええええええええええええっ?!?!」


「なんだよ?うるせぇ女だな?!」


「デリンジャー様?!」


「お前、……成る程。この女を連れて行く。」


「え?はい?!」


「え?その女が取引の相手なんですかい?」


側にいた取り巻き達が何かを言っている。取引?って何?


「おそらくな。」


「え?!あの?!まっ?!」


待ってと言おうとした私に有無を言わさずその男は抱き抱えた私を持ったまま車に乗った。


バタンッ。


扉を強引に閉められ、車は発進した。


「あ、あの?!ええー……。貴方はデリンジャー様で間違いないですよね?」


「ああそうだ。例のブツはあるんだろうなぁ?」


「え?あ、はい?」


「はい?はい、じゃない。取引の兵器の設計図だ!」


「せっけいず?」


「ボス!!この女取引相手じゃねぇんじゃねぇですか?!」


「……間違えたようだな。」


「戻りあすかい?!」


「いや、別のヤツを向かわせる。予定通り俺達はアジトに向かう。」


「この女はどうしあす?」


ええ?!私このまま危ない事に?!どどど、どうしよぉ?!


「このまま連れて行く。」


「へ?」


そう来ると思わなかったので思わず拍子抜けした声をあげた。


きっとどこかに捨てられるか埋められるか殺されるかだと思っていたので連れて行かれるとは思わなかった。


た、助かったー。と、思った刹那。


「顔を見られたからにはただで逃がせねーだろ?」


その言葉にゾッとした。背筋が凍る。この人がデリンジャー様なら私は本当にただじゃすまない。殺される!どうすれば?!さっき死んだとこなのにぃぃいいいっ?!


また、死ぬのぉおおおっ?!確かにデリンジャー様の抱き枕抱き締めたかったとは言ったし、会いたいとも言ったけどぉおおおっ?!これはない?!

頭が突然の事にパニックに陥った私にある考えが過る。

いや、前向きに考えよぉ?!


眼の前には憧れのデリンジャー様。カッコいいデリンジャー様。私はハッピーデリンジャー様っ♡


「はぁはぁはぁ」


「ん?どうした?女?」


「いえ、少し興奮しただけです♡」


「はぁ?ククッ、イカレてるのかぁ?お前、今からどうなるのかぁ?わかってるんだろうなぁ?」


あ、ヤバイ、生デリンジャー様!!隣に生デリンジャー様!!ヤバイ!!カッコいい越えてやばたん?!?!


メロメロな私を不思議そうに見るデリンジャー様。


「ボス、そろそろつきあすぜ。」


そうして車から半ば引きずるように下ろされる。


はぁ、これが悪役。スッゴいカッコいい。


陶酔する私に対して相手は本気だった。


「この女を絞り上げる。何故取引の場所を知ってたのかぁ、俺の名前を知ってんのかぁ。どこの組織のもんかぁ。徹底的にな。」


冷酷な彼は淡々とそれを口にする。


さっすがデリンジャー様っ♡かっこよすぎるうぅっ♡


引きずられながら建物の中に連れて行かれた。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


バタンッ。


いきなり床に放り投げられた。


あれ?私やばい?もしかしなくてもやばい?!

デリンジャー様?!そんにゃ?!どうすればっ?!

陶酔してる場合じゃない?!だと?!


辺りを見回すと水の入ったドラム缶、ロープ等いろいろなモノが置かれている。


どどどうしよぉ?!拷問されるぅうううっ?!でも、デリンジャー様になら……。


「始めろっ!俺は別の用があるからお前達に任せる。」


そんにゃああああっ?!

いきなりデリンジャー様の手下に引っ張られた。

「きゃっ!!」

そうして、私は水の入ったドラム缶の前に連れて行かれた。


もう、終わった。私、二度目の死。


そう覚悟した時だった。


ビービーッ。


何かのサイレンが鳴り響く。

突然入って来た黒服の男が叫んだ。

「バレットだ?!」


「何?!何故奴らがここに?!」

予想外の事に慌てるデリンジャーを背にゆきは何とか頭を回す。


「バレット?バレットて……。」


あの「トリガーバレット」の主人公の?!デリンジャー様のアジトに突撃してきた回って確か………!


て、事は、全二十四話のうち、今は五話ね?!

まだ序盤じゃない?!


ならっ!!


「デリンジャー様!!バレットは表から来ます!裏口から逃げてください!!」


突然謎の事を叫びだした謎の女にデリンジャーは意表を突かれた。


「なにぃ?」


乗りだけで書いたので続くか不明です。


もう一つ連載中の「事象使いのBADEND」をメインに書いていきたいので、不定期掲載となります。申し訳ありませんがご了承ください。

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