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第十五話「死角からの狙撃」



「バレルくぅーん!どこぉー!?」


ゆきはバレルを探してアジト内を彷徨っていた。


「くそぉ、どこに行きやがった!?」


「?!」


ゆきが後ろを見ると二人の戦闘員が銃を手に持ってピストレットとバレットを探していた。


「あ、あの…」


「あ?ああ、嬢ちゃん確か、バレルさんの連れの…」


バンッバンッ


狙撃の銃声が木霊する。三人の眼は銃声の方角を向いた。


「「あれは?!」」


「バレル君?!」


見るとバレルは向かい側の上の階からピストレットに狙撃されていたのだ。


「くそっ!バレルさん!」


戦闘員の男がピストレットを狙う。しかし、場所が悪く壁が邪魔して届かないのだ。


「くそ!もう一回……」


「貸して!!」


そして、銃を握る。


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