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成功者の100個の椅子

作者: 夜鳴つばさ
掲載日:2018/10/08

1分もあれば読めます

『成功者の椅子』が100個あったとする。そうだな、まぁパーティだと思っていい。

え?なんの成功者かって?パーティの内容?

そんなのはどうでもいいよ。

どんなジャンルにも成功者がいて、代表する人々がいるだろ?

そういうのは、まぁ数が限られてんだよ。

今からする話は、そういう話だ。どうやったらその椅子に座れるかって話。




まず最初に座れるのは、そのジャンル、市場を作ったパイオニアさ。

初めてその産業を作った奴。

で、そいつは堂々の一位通過だ。その市場が興味を引くぶんだけ、興味をひかせるだけ、椅子は増えてく。

で、最初の内は、ドンドンそれに気付けた奴が座っていく。

市場が誕生した時は、何をやっても初出しのオリジナル物だ。

壇上に立って、輝きを放つ。「俺が成功した方法はこうだ!」

そういうのは、だいたい20人くらいが座れる。




20人以降は、ぶっちゃけあとは椅子取りゲームなんだよ。

パーティの料理はまだまだ残ってるけど、隣のヤツが食っちゃうかもしれない、あるいは床に落としちゃうかも。

だからさ、早く座って早く食わなきゃいけない。パーティの壇上で何が起こってるかなんて、興味ないの。





ここら辺で、パーティに相応しくないやつも現れる。

オリジナルの椅子を真似て作って、「俺もパーティの参加者だ!」と言い張ってズカズカ土足で入り込む。こういうのは、後々でパーティの他の参加者とかに排除される。

ほら、パクリとかってサイテーだろ?





さて、椅子取りゲームの話だ。

椅子が80人を超えてくると、もうパーティ会場はパンパンだ。

キャパシティは、そのジャンルの盛り上がりにもよるけど、でも椅子は100個って決まってる。

立ち見参加の可能性だってでてくる。

この辺からは、椅子取りゲームはシビアだ。

壇上の輝きや会場の空気に誤魔化されて、「椅子に座れたのだからそれでイイ」って話になってくる

もうパーティは中盤に差し掛かってるから、賢い奴はもうこのパーティ会場に入りたいとは思わない。

新しいジャンルを探していくんだな。




いよいよ終盤だ。

椅子は座りきった、立ち見もパンパン。料理も残飯なんじゃないか?

参加者の酔いも、もう絶好調にベロベロ。

そうなったらもう最後だ。

壇上に立つのも、最初の20人じゃなくて、段々と次のグループになってる。

椅子に座ってるやつを蹴落としたところで、まぁあまりいいメシは食えないだろうな。

あ、飯っていうのは、別に稼いだ額とかじゃなくてさ、色んなものをひっくるめたメリット、みたいな事かな。




な、世の中ってそうなってんだよ。


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