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絆の魔法 ~SEVEN COLORS EFFECT~  作者: 岸寄空路
第一章 ダーク&ハイ
6/37

初日の挨拶(若干パクリ)

キャラ説明回になっています。

「長い説明を読んでられるか!」と思っている方は特徴だけ読んで飛ばして結構です。

「……また、負けた!」


 竜二は悔しげに叫んだ。


「確かこれで三十二勝十五敗六引き分けだったか?」

「細かく覚え過ぎだろ! まあ、多分それぐらいだと思うぞ……」


 竜二にツッコミを入れられた。

 まあ、ぶっちゃけ適当だけどな。

 さすがにそんな記憶力は俺には無い。

 小さい頃、確か九歳の時に竜二と初めて出会ったその日に喧嘩を吹っ掛けたからな……。

 それから何度も今回みたいに戦った。

 二十回ぐらいまでは数えていたけどめんどくさくなってやめた。


「しかし、強くなったな~。一瞬、死を覚悟したぞ」

「よく言うよ。攻撃を全部回避か防御して一発も直撃しなかったぞ」


 言われてみれば、なんだかんだ全部受け流したり、回避したりでまともに受けたのは剣で防御した一発だけだったな。


「いやだって地面にクレーター造るような一撃は受けたくないだろ」

「そりゃまあ、そうか」


 納得するのかよ。

 まあ「一発ぐらい体で受けてみろ」とか言われても「無理」と答えるが。

 というか受けたら死ぬ。どれだけ鍛えても俺は人間だ。

 拳で岩を砕く筋力は得られてもそれに耐えられる皮膚と骨は持っていない。

 肉体の頑丈さには限界があるのだ。皮膚はまだ鍛えられるが骨は食生活などで頑丈にするしかない。

 魔術を使えば別だが……。


 キーンコーンカーンコーン


 竜二と会話しているうちにホームルーム開始時間になりチャイムが鳴った。


 ……ってやべえ!


「職員室に行くのを忘れてたぁー!」

「……おいおい」


 叫んだ俺に竜二は苦笑で返すのだった。

 この後、竜二に職員室まで案内してもらい先生に謝罪した。




***




「まさか転校一日目の朝から二回も戦闘して、しかも勝つとか……。きみ本当に人間?」

「れっきとした人間です」


 俺が人間なのか疑っている男性は俺が入るEクラスの担任である妖精族グレムリンのライト先生だ。

 見た目は只の人間にも見えるがグレムリンの特徴である小さい一本角が額から生えており、耳は翼のような形をしている。


「まあ、強くないとこの学園に転校なんて無理か」

「頑張って修業しました」


「どんな修業したんだか」と先生が小声で呟いている。


 修業内容を教えても良いけど聞いたら絶対後悔すると思いますよ。

 フッフフフフフフフフフフフ――――。

 は! いかんいかん。トラウマが甦ってしまうとこだった。

 こういうときは違うことを考えよう。

 そうだ職員室に行った時のことを話そう。

 ん、誰にだって? 気にするな。


 職員室には人間も含めて全種族の先生が揃っていた。

 え、この学園で人間の先生が何を教えるかって?

 当然人間界――すなわち地球の文化を教えるために居る。

 人間の学校で言うなら世界史や日本史などの歴史や、あと人間の政治や法律についての授業が行われている。

 異世界と人間界では常識や価値観が違うのでそれらを理解するために人間の教師が教鞭を振るっている。

 数学や物理、化学などもあるがおまけに近く、理系に力を入れているのはこの学園にあるもう一つの学科、錬金科だ。

 俺の入った冒険科とは別に錬金科があり、この二つの学科がこの学園には存在する。


 まあ、この話はまたの機会にしよう、今の俺には関係ないからな。

 ちなみに普通の人間の学校でも異世界の文化についての授業が行われていたりする。

 おっと、考え事していたらもう教室の前だ。


「皆守くん、呼んだら教室に入ってきてね」

「あ、はい。わかりました」


 教室の扉の前で先生から指示される。転校生の定番、初日の挨拶の時間だ。

 転校初日の挨拶は第一印象が決まる大事な行事だ。


「皆さん、おはようございます」

「「「「「おはようございます」」」」」


 意外と礼儀正しいのな……。


「もう知っていると思いますがこのEクラスに転校生が来ました。この学園で初めての人間です。皆さん仲良くしてください」


 先生の言葉を聞き教室内は沈黙していた。

 たぶんグラウンドでの俺の実力を見て「なんでEクラスに?」と思っているのだろう。

 俺がEクラスなのは「転校生の実力が学園内だとどのレベルか不明なので最低クラスからスタートする」という理由があるからだ。


 ……建前上は。

 実のところ人間である俺が上位クラスになるのはプライドが許さないという他種族の老いぼれどもがうるさいのだ。

 もちろん直接的な表現で言ったわけではなく「いくら試験で好成績を出したと言っても試験と実戦は違いますからね」とか「人間が他種族と同じ基準で判断されては逆に不公平になってしまいますしね」と…………。



 好々爺のふりしてんじゃねぇえええええええ!


 どう言い繕おうが人間が上位クラスの実力を持っているのを認めたくないだけだろおがぁぁあああああああ!


 俺の編入試験がどうなったか教えてやろう!

  試験は主に実戦がメインで筆記がチョロっとあるだけだ。

 筆記はもちろん合格。

 実戦形式の試験では試験官の先生をわずか五分でノックアウトだ。

 人間だからと油断しきっているプライドの高そうな水棲種マーマン(所謂半漁人だ)を攻撃する隙を与えずに容赦なく斬りまくった。

 そもそも、本来水棲種は水中で実力を発揮するのに、人間相手だからと地上で闘うとか舐め過ぎだろ。

 もちろん殺してないよ。

 半殺し、いや八割殺しぐらいはしたけど。

 ちなみにさっき職員室でも会ったけど怯えた目でこっちを見ていたな~。

 そこまでしたつもりは無いんだけどな~。


 ……っと話が脱線したな。

 とにかく人間の俺を上位クラスに入れたくない老いぼれどものせいでいろいろ理由を付けてEクラスに編入させられた。

 まあ、本当はそんなに気にしていないけどな。唯々老いぼれどもがウザかったのだ。


「皆守くん、入って来てください」

「あ、はい」


 先生の言葉で現実に戻った俺は先生の指示通りに教室に入った。


「「「「「…………」」」」」


 教室にいる生徒全員の視線が自分に集まる。注目されるのは慣れているつもりだったが、こういう状況だと落ち着かないな……。


「皆守くん、挨拶をお願いします」

「はい」


 さて、先生にも言われたし挨拶しなければ。

 しかし、どんな挨拶しようか……。

 ――ん? あれ、教室の後ろ窓際の席にかたまって座っている奴らは……。

 いいこと思いついた。

 思わずにやけてしまいそうな表情筋を引き締め俺は挨拶の内容を決めた。


「はじめまして皆守勇人です。雑魚に興味ありませんのでよろしく!」

「「「「「待てぇい!!」」」」」


 俺の良く知る五人に一斉にツッコミを入れられるのだった。




***




 キーンコーンカーンコーン


 一時間目の授業が終わり俺は今――教室の床に正座している。かなりキツい。



「なあ、なんで俺は正座させられているんだ?」

「朝のお前のふざけた発言について問いただすためだ」



 竜二が仁王立ちで宣告してきた。

 紅場竜二、竜族と人間のハーフだ。俺が九歳の時に出会い、初対面で殴りあった仲だ。

 ごめん嘘だ。殴り合っていたら俺が無事で済むはずがない。

 竜族は身体能力が他種族に比べて高い。特に近接戦闘では無類の強さを誇る。

 そんな竜族とまともに殴り合う訳がない。どうやって闘ったかは次の機会にでも。



「いや~、お前らが居たからボケても大丈夫かな~と」

「……そのボケでこの学園の生徒何人敵に回す気だ」



 黒い短髪に背中で折りたたまれている翼が特徴の蝙蝠こうもりの獣人アルに低い声音で苦言を呈された。

 アルカイオ・ノクサートとは十三歳の時に出会った。

 あの頃のあいつは……いや今その話をするのはやめとこう、ひどい目にあいそうだし。

 唯一つ言えるのは今と昔では性格が違うということだ。

 昔は無愛想だったが――今もだけど。でも昔より感情を表に出すようになっている。今も呆れた表情をしている。



「そうなったらそうなったでスリル溢れる学園生活が送れて楽しそうかな~と」

「スリルって……生命の危機レベルのスリルは楽しくないでしょ……」



 濡れた様に流れる青い長髪が特徴のミアは心の底から呆れたと言わんばかりの表情になっている。

 レーミア・セーガナーグと初めて出会ったのは十歳の時に溺れているところを助けた。

 ミアの種族はナーガ。水棲種の中でも特殊な種族でインド神話で蛇の精霊または蛇神として扱われている。

 そしてミアはその中でも珍しい海蛇のナーガだ。

 「海蛇なのに溺れていたのか?」と疑問に思うだろう。

 当時の俺もそれはそれは特殊な光景だったことに助けた後に知って大爆笑……苦笑したからな。

 ちなみに溺れていたのは泳ぎすぎて足(下半身蛇だったのに?)を攣ったそうだ。まあ、そんな切掛けで仲良くなりました。



「あれで怒るような奴はたいしたことないって。本当の強者は自分より下だと思っている相手の言動なんか気にしないもんだ」

「出る杭は打たれるって言葉知ってる?」



 俺の自論にピンク髪のボブカットが特徴の妖精族ドワーフのマナが手厳しい言葉で返してきた。

 マナ・ユミルフィリス、こいつの特徴はドワーフなのにドワーフらしからぬ高身長とスタイルだということが特徴だ。

 十二歳の時から身長は百四十センチを超えていた。そのため他のドワーフ達からは呪いやら仲間じゃないやら酷い言葉を言われていた。

 そんな状況を俺ともう一人で改善した。それ以来マナはあいつにご執心だ。

 あいつが誰かは出番があった時にでも話そうと思う。



「大丈夫、大丈夫。そんな簡単にやられるほど弱くないから」

「その自信は何処から出てくるんですか?」



 頭から天に向かって軽くカーブを描いた二本の角を生やしたセミロングの黒髪に小さい翼を持つサキュバスのリリーは泣き声気味の声で疑問を口にした。

 リリウム・アルバスクブスは白魔族のサキュバスだ。白魔族について話す前に魔族について話そう。

 魔族は二種類存在し白い翼と白い尻尾を持つのが白魔族のサキュバス。黒い翼と黒い尻尾を持つのが黒魔族のサキュバスだ。共通の特徴は頭に小さい角が二本生えていることだ。

 サキュバスと言えば夢魔の女性型のことであり黒魔族のサキュバスは人間界の逸話通り異性に夢を見せて精気を吸うらしい。しかし、白魔族は精気を吸うことはできるが基本的に一途で純情な一族なため特定の異性から生命の危険が一切ない範囲でしか行わない。

 だがレムリアでも夢魔は黒魔族のイメージが強く、迫害を受けていた。

 そのせいか気弱な性格だったが、今はだいぶましになったな。



「というかお前ら何時の間にそんなに仲良くなったんだ?」

「「「「「誰かさんがアホなことしたおかげで(ね)(す)!!」」」」」


 どうやら俺のボケで仲良くなれたようだ。良かった良かった。


「「「「「良くない(です)!!」」」」」





若干のパクリは勇人の挨拶が涼○ハ○ヒを少し真似しているからです。

気に入らない人はコメントしてください。修正しますので。


※2月15日に容姿の描写を追加しました。

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