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なろうにて。伸びる伸びないをタイトルという面から比較。

作者: 神無桂花

 ちょっと研究してみようかなと思った題材ができたので。書きながら考察してみる。

 伸びない小説=流行りじゃないのを書いているからと考えるのは思考停止している気がして気持ち悪いから。もう一歩踏み込んで考えてみる。

 内容が面白くないから。というのは、一見正しい。だがそれもまた、小さな要員の一つに過ぎない。そもそも、クリックされなければ読まれもしないのだから、内容の良し悪しを判断される前段階に過ぎない場合の方が要素の大半を占めると考えられるため。的外れとも言える。


 データとして丁度良い2つの小説が今、僕の手元にあります。どっちも僕が1年連載して完結したものです。流石にブクマ数万越えのめっちゃ伸びたって奴は無いので。かと言って、他人様の小説を勝手にここで使うわけにいかないので許して。


 クラスメイトなメイド

初回掲載日 2017年 4月14日 最終話掲載日 2018年 6月1日

ブックマーク数 1195件 



 失恋した俺の高校生活は、守りたい人が少し多い。

初回掲載日 2020年 7月29日  最終話掲載日 2021年 6月21日

ブックマーク数 127件



 さて。何が違うのか。いやまぁ、2年も経てば、ネット小説界隈の事情なんて変わるでしょ。総合どころか、ジャンル別ランキングのボーダーすら大分上がってるし。今はラブコメブームだし。一人が満点評価とブクマ突っ込めばランキングの端に乗れたのが、2017年の現実世界 恋愛ジャンルじゃん? ランキングに乗ればとりあえずブクマで少しは駆け上がれるし?

 と言われればそれまでなのだが。完全無名新参者、知識ゼロの時に投降を始めた「クラスメイトなメイド」の頃と、「失恋した俺の高校生活は、守りたい人が少し多い」を投稿し始めた頃の僕は違う。後者の連載初期の頃は、1日3回投稿して、目に触れる機会を増やすという工夫はしていたのである。

 というわけで、考察していこうー!



 自画自賛になるが。僕は『クラスメイトなメイド』というタイトルは、我ながらよくできたものだと思っている。一見すれば単純な、それこそ10秒くらいで考えてそうなタイトルだ。

 分解、分析すると「メイド」というワードが目を引きつつ、『クラスメイト』と『メイド』という一見関係の無い、しかも、繋げるのは『と』ではなく、『な』だ。しかしながら、ある程度アニメやラノベ、漫画に触れて来た人からすれば、あぁ、そういうのね、と何となく内容を掴める。そんなタイトルだ。

 あぁ、そういうのね、というのは、一見すればよろしくない反応だと思うだろうが、逆である。というのは、動画投稿やネット小説についてある程度触れている人なら、わかってもらえるだろう。


 動画ならサムネとタイトルで。ネット小説ならタイトルとあらすじで、ある程度どんな感じなのかわかるようにする。それで興味を引くのである。意味わからないは意味わからないで終わるのだ。意味わからないを探求しに行くほど、エネルギーが余っている暇な人の方が少ないのだ。

 そうなれば、どんな感じなのー? こんな感じなのねー。どれどれ。あぁ、こういうのだよこういうの。という様式美で頭を安心させながら読む方が、省エネなのだ。インスタントにコンテンツを摂取したいのだ。ラーメンを注文したらちゃんとラーメンが出てくる感じだ。

 では。「失恋した俺の高校生活は、守りたい人が少し多い」はどうなのだろうか。

 あぁ、こうして見ると、ふっつーなタイトルな気がしてきた。『失恋』というネガティブな印象を抱くワードくらいしか、目を引かない。『守りたい』という言葉も、ふわっとしていて何も伝わってこない。

 後に残るのは、それっぽいワードだけだ。「フられたけどあなたを元エージェントとして守ります」の方が良かったかなと今なら考える。

 まとめるなら。目を引くキーワードを織り交ぜて、そんでもって、それを補完する言葉でどんな感じなのかが何となく伝わってくる。単純な、一見するなら10秒くらいで考えてそうな感じが良い。ということになる。

 正直、盛りにもったごちゃごちゃした長いタイトルがなぜ流行るのか、僕にはわからない。サイトトップページで目立つから、というのはわかるけど。例えば動画のサムネイルなら、情報量を絞って簡素に仕上げて、動画のある程度の内容をある程度わかるようにするのが有効という意見がある。凝ってれば凝ってる程良い物ではないという。まぁ、動画のサムネと違ってweb小説のタイトルは画像じゃなくて文字媒体だからね。比較する方がナンセンスという意見もあると思う。長タイトルでサイトのトップページにスペースを取って情報量で攻めるというのもありっちゃありなのだろう。考察する気力が尽きたからここまでにする。



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― 新着の感想 ―
[一言] 小説ではありませんが、大企業が一流コピーライターに何百万も払って考えたキャッチコピーが滑るなんてこともざらなので、最後は「世に出してみるまではわからん(´・ω・`)」ということかと。 なろ…
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