急な出会い
「 ピピピ、ピピピ」
目覚ましの音が鳴る。
もう朝なのか、今日も一日だるい、だるい、だるい.......
目を開けると、目の前に美少女がいる。
彼女は「にこ!」ット満面の笑みを浮かべている。
あれ僕はまだ夢の中にいるらしい。
僕はもう一度目を閉じた。「スースー.......」
すると、彼女は
「ボコ」
あれ痛いぞ、僕はもう一度目を開けた。やはり、美少女がいる。
「お、お、お前は誰だ」
「やっと起きたか、わたしはカエデだ。」
カエデってだれだ?彼女はなにを言っているんだろうか。
これはもしかしてどっきりなのか
いやまて、ただの大学生の僕をどっきりかける奴などいない。
「えーっとなぜここにいるのですか?」
僕は混乱しながら聞いた。
「今から説明してやろう」
そして、彼女は自分の目的などについて説明してきた。
要約すると異世界人らしい。
他の世界へ行き、その世界について学びに来たらしい。
まったく信じられない。
「腹減ったー、なんか無いのか」
異星人はなにを食るのだろうか。
「この世界の食べ物を食したいのだ、なんでもいいから作って」
なんで僕が朝ごはんを作らないといけないのと思ったが、腹が減っていたので作ることにした。
ご飯を食べれば帰ってくれるだろう。
ちゃんと朝ご飯なんて用意したのはいつぶりかな
朝ごはんとして、ごはん、味噌汁、卵焼きを用意した。
「いただきます。」
「なんだその”いただきます”とは」
「あ、飯を食べる前の挨拶だよ」
「そうなのか、いただだきます」
「うまい!!」
いい笑顔だ。
僕は親が料理人で幼いときから教えられてきたので腕に自信がある。
美人が僕の料理で笑顔になっているのは良いものだな
「これから毎日頼むぞ」
「毎日??」
「決めた、ここに住むぞ」
この子、今度は何を言ってるのだろうか。
「朝ご飯食べたら帰ってくれますよね?」
「何を言ってる、さっきも言ったが一緒に住むんだ」
「拒否できますか?」
「だめだ!」
「拒否するなら、このまま警察に誘拐、乱暴されたと駆け込むから」
それはやばい…、それでは僕の人生が終わってしまう。
「よろしくお願いします」
「わかればよろしい」
僕はまだ、夢の中なのかな。。。
こんな感じで急転直下の同棲生活は始まった。