表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

イケメンは妄想を現実にする?

私が住んでいる村は昔から稲作を多くやっている

そのため小学校と中学校はあるが高校は町を出ないといけないためこの村の学生の多くは町の高校まで通うために電車を利用する、私もその一人だ。

しかし電車通学に当たって最初は問題無いと思っていたのだが、電車通学を初めて三か月くらい経った頃から

電車はガラガラなのに必ず私の隣に座ってくるイケメンがいるのだ。

彼は同じクラスで優しく他人に心遣いもできてサッカー部の期待のエースそして噂では彼女もいるらしく完璧イケメンといえるだろう。

それなのになぜか必ずガラガラの電車で私の隣に座ってくるのだ。

私は彼と同じクラスだがあまり話したことは無い

それに私はあまり人と話すのは得意でない、仲良くなった人とはそれなりに話せるが彼のようにキラキラしている人と話すのはどうも苦手なのだ。

彼と会わないようにするため早めに駅に向かったりしたこともあったが、彼は必ずいたので彼に一度なぜ私の隣に座るのかっと聞いてみたことがあるのだが、そのとき彼はそんな当たり前のことをなぜ聞くのかと不思議そうに言われてしまった。

当たり前と言われてもあなたに当たり前といわれるようなことあったかな?

そのあと一度寝坊してぎりぎり駅に行ったこともあったが、彼は駅で私を待っていたらしい

「今日は遅かったんだね心配したよ?」

どうして彼が心配するのだろうか私はなぜあなたが心配するのか、あなたには関係ないでしょうと聞いたら、彼は不思議そうに

「なんで?このまえも一緒に遊びに行ったよね?」

「えっ私貴方と遊びに行ったことないよね?」

「何言ってるの?こないだ二人で水族館に行ったじゃないか、わすれてしまったのかい?」

私は水族館なんて一度も行ったことないからきっと人違いなのだろう

「もしかして人違いじゃないかな?」

なんて聞いてみると彼は驚いたように人違いのわけない!

私もだんだん怖くなってきて彼に私たちの関係って何だっけ?と聞いてしまった。

「もちろん俺は君の彼氏だろ?」

どうやら私はイケメン君の彼女らしい

「そっそれじゃ私のどこが好きなの?」

彼の答えはこうだった……君の全てが好きだよ、家でごろごろしている所も嬉しそうに友達と話してる所も全部好きだ

「えっなんで家のことを……」

「えっ俺たまに君の家に遊びに行ってるからじゃないか」

たまに遊びに来てる?私が家に?意味がわからない……

「あっ電車来たみたいだよ?今日も一緒に行こうよ」

ちょうど電車が来たみたいだが私の頭の中は混乱していた、彼は本当に私の家を知っているのか?それともからかわれているだけなのだろうか……

「それより酷いよ!もうそろそろ付き合いだして3ヶ月だよね?」

お付き合い?3ヶ月?どういう事私は誰とも付き合った事ない、それに3ヶ月って……もしかして私が電車通学を始めた時からなのかな?

「ごめん、まったく覚えがないのだけど……」

「本当に今日はどうしたって言うのさ、様子が変だよ?熱でもあるんじゃないか?」

君が変なことばかり言うからだからね?

私は問題無い、それよりもうすぐ学校に着くから離れて欲しい。

「あっ栞今日も彼氏さんと一緒なんだね」

「えっ彼氏って誰のこと?私付き合ってる人いないよ?」

「だっていつもあの人と一緒に登校してるじゃないえっ彼氏じゃなかったの?」

どうやら他の人からは彼氏彼女に見えていたらしい……しかし私みたいな普通な女子とイケメンの彼が彼氏彼女と思われるのか意味がわからない。

「違うよからね私は誰とも付き合ったことないし、第一私が好きなのは二次元のおじ様であってあんなイケメンと付き合うわけないでしょ?」

「それもそうか、栞って昔からイケてるおじ様か好きだったからね」

そうなのだ私はレン様のように優しく渋いおじ様が好きだし、三次元の男には微塵も興味が無いのだ。

「それじゃあなんでいつも一緒に登校してるわけ?」

そうなのだそれが私にもわからない、電車通学を始めてからというものの、いつも隣の席に座っては何も言ってこないで学校まで着いてくる。

私からしてみればただのストーカーでしかない。

「ごめん、今日調子悪いから先帰るって先生に言ってもらえる?」

「ちょっと栞大丈夫なの?」

「平気平気ちょっと色々あって頭痛いだけだから」

「そう?ならいいんだけど……」

じゃあよろしくねっと友達に任せて

私は家に帰ってきた、にしても今日は色々あって何がなんなのかわからない、イケメン君はいきなり彼女とか言い出すし、家まで知っているってまるで彼がストーカーのようだ。

ピンポーン

「郵便屋さんかな?」

早めに帰ってきたので今家にいるのは私だけなのでしょうがないから玄関に向かい玄関を開けると……

「やっ大丈夫?早退したから心配して家まできちゃった」

「えっ?」

玄関を開けるとそこにいたのはイケメン君だった……

「なっなんで……」

「彼女が具合が悪いんだから彼氏として様子を見にくるのは普通でしょ?」

「彼氏って私付き合った覚えないんだけど!」

「そんなことどうでもいいじゃない?それより中に入れてよ?」

ヤバい今彼を家に入れたら絶対何かされる、そう私の中で警鐘がなっていた。

「えっ……と大丈夫だから大丈夫だから今日はもう帰って?」

「大丈夫栞の看病するだけだから安心して」

安心してっていや無理だから!って力つよ!

「やっと入れてくれたね、部屋で待っててね何か食べるもの作るから」

「いや待って怖いんだけど帰ってくれない!?」

なんか無理やり家に入ってきてご飯作るから待っててとか怪しい匂いがプンプンしますよ!?

「大丈夫大丈夫安心してって、部屋で大人しく待っててね」

あっこの人話聞いてくれない……もうやだこの人

私は諦めて大人しく部屋で待つことにした

しばらくたって彼はお粥を持ってきた

「おまたせ〜さぁこれ食べてね」

見た感じ普通そうだし大丈夫だよね?そう思いながら食べ進めていくと身体が熱くなってきた。

「ねぇ身体熱くなってきただけど……」

「あぁ多分生姜じゃないかな?」

生姜なら大丈夫かなと思いお粥を全て食べ終えると

「じゃあ僕は帰るけど何かやって欲しいことある?」

私が特に無いよ今日はありがとっと言うと彼は本当に帰っていった。

案外普通にお粥作って帰っていったから悪いやつでは無いのかな?お粥は美味しかったし……うんそうだよ普通にいい人なのかもしれない

今日は寝てしまおう……だい……じょ…

ガチャ

「やっと寝てくれたか……栞ってば全然寝てくれないから焦っちゃたよ♪これから僕だけの栞にしてあげるから安心して眠っててね♡」

彼はそう言うと栞にヘッドホンで何かを聞かせ始めた

「ふふっこれで僕の彼女って思い出してくれるかな♪楽しみだなぁ♡」

~次の日~

「おはよ昨日帰ったあと大丈夫だった?」

今日も彼は駅で私を待っていたようだ

「うん大丈夫ありがと」

「じゃ学校まで一緒に行こうよ、もっと栞とお話ししたいし」

「うんそうだね一緒に行こっか♪」

よく考えると私はなぜ、今まで彼のことを忘れていたのだろうか……彼は優しくて私に対して誠実に接してくれる。

「じゃあ今日の放課後風邪が治った記念に遊びに行こうよ、いいでしょ?」

「うん!楽しみにしてるね♪」

なんだか昨日から行動に違和感があるけどきっと気のせいですね♪

「ふふっ良かったよ、やっと僕の彼女に戻ってくれたようだね」

そうだ私は彼の彼女なのだ、彼の言うことは全て正しい、ソウダマチガエナイノダ……

「良かった……やっぱりあの人に貰ったお薬って本物だったんだね」

「おくすり?」

「いや何でも無いよ、さっ早く学校行こ」

「うん♡」

……To be continued?


書いてて思ったのですが、エロ展開が無いから違和感があるのだなって感じました。

ヤラなければセーフな気がする(ダメです)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ