1話 いつもどおりの日常
自分が見たいから書きました。
続くかなぁ...
多分、俺は死んだんだろうな
そう思ってしまった、この何も見えなく海の中にいるような浮かんでいるような感覚にそう思うしかなかった
「どうして、こんなことになったんだっけ...?」
俺の名前は山辺夕高校一年生だ
今は何時も一緒にいる幼馴染4人と学校から家に帰る途中のくだらない日常の風景だった
「あー、この後ファミレス行かねー?今日の授業わからなくてさ」
「いーよー?この私が先生となってあげましょう!」
この子は幼馴染の一人の朝川奏亜麻色の髪色したショートヘアーの
元気っ娘で距離感がバグっているこのグループの明るさ担当って感じの女の子
「ねっ、さーちゃんも行くでしょ?いこーよー?」
「あぁ?あー、奢りなら行く」
「やった!夕君が奢ってくれるから決まりだね!」
「はぁぁ?奢らせる気満々じゃねぇか...」
「えへへ、つい~」
この奢らせる気の子は夜凪小夜金髪のロングヘアーで少し目つきの悪いダウナー的少女で
一言で言えば、ヤンキーとしか言えない
身長も女子の平均より高く見た目で損してる感じの残念な娘だ
本当は優しい子なんだけどな
「そうだ、お前は来るのか?秋斗?」
「行くぞ、仲間外れはよしてくれ、それに先生が一人っていうのは心配だしな..あと奢ってくれるとまで来たんだ行くしかないだろう」
そう悪い笑顔で話した彼は天雲秋斗すこし茶髪の混じった黒髪で整った顔立ちの彼は高校で毎回学年上位にいる天才さんだ
曰くここだけの話ファンクラブが存在するほどモテているだとか...
「くそ、うらやましいな」
「何か、言ったか?」
やばい、あまりの羨ましさに口に出ていたか
「いや、なんでもねぇよ、それよりあいつは?今日は一緒に帰らないのか?」
「そう言えば、見てねぇな何処かで告られていたりしてるかもな」
「あいつならありえるな...」
あいつとはバスケ部部長の桜木真昼イケメンだ
つい最近告られる所目撃したからな、分かるイケメンステータスを持っている
曰くあいつもファンクラブがあるとかどうなっているんだこの学校は...
「あっ、真昼君なら部活動で帰れないだって~、さっき連絡来てたよ~!」
「そうか、じゃぁ終わった頃に来れるように連絡しておくか」
「そうしよ~う!さて、さーちゃん何食べる~?」
「あー。そうだなぁ、なんでもいいな食べれるなら」
「だめだよ!食べれるときに食べれるもの食べないと何が起こるかわからないんだから!」
「か、考えておく。だから余り引っ付かないでくれ」
和気あいあいと居心地がよくこの空気間が好きだった
一生続けばいいと思っていた
あれが起きるまでは
この交差点を渡れば、もうすぐでファミレスというところで渡り切った俺はさっきから少し離れたところで電話している奏を振り返り待っていた
奏は待っている俺に気づき電話をやめ小走りで交差点向こうにいるこちらに向かって走ってきた
この交差点は横からくる車が見づらくよく注意書きの看板がそこらにあった
ふと、俺はそのこともあり何気なしにカーブミラーを見た、見てしまった
ブレーキを踏もうとせず急走行でこちらに来るトラックを、そして奏は気づくことなく笑顔でこちらに走って来る気でいるようだ
「奏っっ!」
危ないというより先に体が動いていた
俺は特技というかなんというかそういうのが一つあった、それは『人より一歩速く動ける』というものだった
だからいつものように言葉よりさきに体が動いてしまった、奏を助けようと精一杯手を伸ばして...
伸ばした手に僅かな感覚があり俺は安堵の表情で奏をみてこれから来るトラックに「ぶつかったら痛いのかなぁ」なんて暢気なこと考えながら気を失った