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赤の物語(仮)  作者: 諒一
3/3

サム

すでにサブタイトルが思い付かなくなってきました。

最初から1話とかにしておけば楽だったと今更ながら思います。

 目が覚めると既にアオイちゃんは出発したらしく、ベッドがキレイに片付けられていた。


 私も準備をして、宿を出発する。


 とりあえず、図書館に行って初代魔王の事や四天王が封印されている場所などを調べようと思う。


 ゲームでは図書館に入れなかったから分からなかったけど、結構大きな建物のようだ。ゲームとの違いがなければ対策しやすくなるんだけど。


 調べた結果、魔王についてはほとんど何も分からなかった。しばらくはゲームと同じと仮定して、ストーリーを進めるしかなさそうだ。

 帝国は火と風の四天王を管理しているらしく、ダンジョンの場所は分かった。残りの水と土は王国が管理しているようだ。水と土は場所が書かれていないので分からないが、火と風の場所はゲームと同じ場所に有るようだ。


 時間はだいたい4時ぐらいかな。


 調べたいことも一応終わったし、アオイちゃんもそろそろ帰ってくるだろうからギルドの近くで待っていよう。


 近くのベンチに座っていると男の人から声をかけられた。


「隣いい?」


 特に断る理由もないので了承する。


「どうぞ」


「俺はサム。よかったら君の名前教えて?」


 あれ? これナンパされているのかと思い、男の人の顔を見る。金髪のイケメンだった。っていうか見たことある気がする。


「いや別にナンパとかじゃなくて、ただ暇だったから話相手が欲しくてね」


 それをナンパって言うんじゃないかと私は思います。

 多分ゲームに出てきたキャラだと思う。悪い人ではないだろう。


「まぁ、私も暇だったのでいいですよ。私はアカネです」


「ありがとう。この辺でアカネちゃんを見かけたことはなかったから、もしかして帝都は初めて?」


「ええ、昨日来たばかりですね」


「そうなんだ。ここは良い所だよ」


「そうですね。活気が有っていいと思います」


 しばらくサムと雑談をしていると、アオイちゃんがギルドに入って行くのが見えた。


「そろそろ私は行きますね。楽しかったです」


「ひとつだけ聞いていいか?」


「いいですよ」


「王国の聖剣祭には行くのか?」


「行けたら行くつもりですよ」


「そうか。俺は明日ここを出発する予定なんだ。だから次は聖剣祭で会おうぜ!」


 そう言ってサムは走って行ってしまった。


 聖剣祭の時には魔王が復活しているはずだから参加は難しいと思うんだよね。


 今さらだけど思い出した。あの人男じゃなくて女の人だ。サマンサ皇女だよ。帝国の第三皇女。一応男として育てられているから、公式には第一皇子になっているけど。

 ゲームでは、聖剣祭の時に勇者の仲間になる人だった。

 女の人って思い出してからも、あの人は男にしか見えないな。


 まぁ、いっか。変なことは何も言っていないから問題はないでしょ。


 ちょうどアオイちゃんがギルドから出てきたので、アオイちゃんのところに向かうことにした。

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