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赤の物語(仮)  作者: 諒一
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帝都

週一更新でのんびりやっていこうと思います。

 旅を始めてから何度か魔物と出会い戦闘になったけど、全てアオイちゃんが一撃で仕留めてくれるので私の出番は全くない。

 ゲームでも流石に一撃は無理だったのに、アオイちゃんはいつの間にここまで強くなったのだろうか?


 私達の前に現れたゴブリンをアオイちゃんが一撃で倒す。


「アオイちゃん、お疲れ様。私も剣を持って戦った方がいいかな?」


「お姉ちゃんは魔法使いなんだから無理しないで下さい。前衛は私に任せて下さって大丈夫ですから。それに戦闘以外はだいたいやってくれているじゃないですか」


「アオイちゃんがそう言うなら……でも疲れたらすぐに言ってね。私も剣は使えるんだから、魔法の方がちょっと得意ってだけで」


「ありがとうございます。その時はお願いしますね」


 結局そのままアオイちゃんが戦い続けて、最初の目的地である帝都にたどり着いてしまった。


 ゲームの世界だからなのか、特に検問の様なものも無かったからすぐに街中に入ることができた。


「やっぱり大きいねー。村とは全然違うね」


「そうですね」


「まずは宿を探そっか。ご飯がおいしいところがいいよね」


 そう言って歩き始める。


「ここなんか良さそうじゃない? お風呂もあるみたいだよ」


「お姉ちゃんが良いならそこにしましょう」


 宿に入る。部屋はまだ空いてるみたいなので、ここに泊まることにした。




「ご飯も美味しかったし、思っていたよりも安くて良かったね」


「私も首都だからもう少し高いかと思っていました」


 宿泊代は1日20ゴールドだった。ゲームだから宿泊代はすごく安い。ちなみに私が持っている銅の剣(剣の中では一番安い)が50ゴールドである。


「じゃあ、明日は自由行動にしようか。ここの近くにダンジョンが有るみたいだし、しばらくはここにいる予定ね」


「そうですね。明日は朝からギルドに行って情報を貰ってからダンジョンに行ってみますね」


「うんうん。噂ではあんまり強い魔物は出ないらしいよ。アオイちゃんなら問題無いと思うけど気を付けてね。私は、ちょっと調べたいことが有るから図書館にでも行ってみるつもり」


「はい。私はそろそろ寝ますね。おやすみなさい」


「うん。おやすみ~」


 アオイちゃんは眠ってしまったので、私は今後の事を少し考えてから眠ろうと思う。


 やっぱり、アオイちゃんは魔法が使えないのに私だけが使えるのは、私の中に魔王がいるからだと思う。時期が来れば魔王は覚醒するものとして考えておこう。

 とりあえず、魔王攻略に役立つアイテムを少しずつ集めていくことにしよう。

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