鍵の在処ーカギノアリカ1 No.2
遅くなってすいません。次回は出来るかぎりはやくだします。
※
「待てよっ!」
敦也が勢いよく上体を起こす。
「……ん」
回りの風景は先程までの草原ではなく、机と椅子と布団だけの質素な部屋だった。
「くそっ」
敦也は少女と中途半端な夢に対しての苛立ちを吐くと、布団をたたみ朝食の料理に取りかかる。時刻は八時。少々焦る時間だ。
朝食を済ませると、シップを貼り変えて制服に着替え、しっかりと家の鍵をかけると急いで学校に向かった。
学校に授業そのものはあまり退屈はしなかった。自分が知らないことを知れることを敦也は好きなのだ。
お昼になり弁当を作り忘れたことを思い出して食堂に向かう。
ここの食堂の規模は広く『百人入っても大丈夫!』を目標に作られたらしいが、全校生徒約千人以上のこの学校にしたら、目標が小さすぎる気がする。予算がないって噂もあるが、食堂以外は綺麗で新品みたいだった。食堂の小ささは謎に包まれたままである。
食堂はやはり人で溢れていた。
「……はぁ」
弁当を忘れたことを後悔して、敦也は息を吐いた。
食堂は二つのコーナーに別れている。定食の券売機とパン・おにぎりの販売。二つとも生徒でいつぱいの状況だ。
定食を食べるために設けられた席はもえ満席。ならばとパン・おにぎりコーナーに目をつける。パン・おにぎりコーナーには一日何個っていう絶品の限定品もあるが、それはもうないだろう。
今から狙うのはイチゴジャムパンとメロンパンだ。
糖分が補充できるこの二品が買えれば敦也は満足だ。
鳴り響く腹を静まらせ、意を決してパン・おにぎりコーナーに向かって走り出した。
「なんて事だ」
戦いは壮絶なものだった。
敦也は生徒が密集し出来上がった壁に突進した。しかし、壁は敦也の身体を簡単に弾き返したのだ。一度で諦めるなんてことはせず、もう一度壁に突進するが、弾かれ。突進するが弾かれを繰り返していた。そして数分後、突如として壁が崩れていくではないか。敦也は好機と思いパン・おにぎりコーナーに向かって走り出した。
そこで見たものは酷かった。パン・おにぎりが並べられてあるはずの台の上は綺麗さっぱりと何もかもなくなってしまっていたのだ。壁が崩壊したのは、獲物を狩り終えたから自然崩壊したのだった。
鳴り響く腹をもう止める手段がない敦也は崩れ落ちてガックリとうなだれる。
「なに暗い顔してるのよ敦也?」
聞きなれた声が聞こえたので振り向くと、大量のパンを抱えた飛鳥がいた。
食料を失った敦也からしたら、大量のパンを持って立っていた飛鳥から神々しいオーラが放たれていた。
「女神が舞い降りたっ!」
「はーー!?」
両手を高く挙げて天井を仰いだ敦也を、飛鳥は顔を赤くしながらゴミを見るような目で見下ろした。
「敦也どうするの部活?」
飛鳥が紙パックの野菜ジュース片手に訊いてくる。
「ボブッテ。ダビィガ?」
敦也がパンを口に詰め込んだまま応えるが、言語にならない。やっとめぐり会えた昼食に彼は感動した。やはり持つべきものは幼馴染みである。
「敦也ー。あんた、食べてから喋んなさいよ。何言ってるのかわからないわよ」
と、飛鳥がジトッとした目で敦也を見て、息を吐く。
「今日も先輩にいじめられに行くの?」
口いっぱいのパンを水で飲み込んで、しれっとした顔で言う。
「いじめられに行く? 俺はバスケをしに行くんだぞ」
飛鳥がまた息を吐いた。
「はいはい、わかったわよ。バスケ頑張ってね、死なない程度に」
それを聞いて、敦也は微笑む。
「いやー、飛鳥がいてくれて助かったよ。飢え死ぬところだったよ」
「敦也が弁当忘れるなんて珍しいよね。何かあったの?」
「いや、変な夢を見ちゃってさ。それで寝坊して弁当作る時間がなかったんだよ」
「へぇ、変な夢ってどんなの?」
「自称神の幼女に明日死ぬって言われてさ。変な夢だろ」それを聞いたとたん飛鳥の表情は曇った。
「敦也今日はもう帰りなよ、熱があるんだよきっと、そんな変な夢を見て」
「えっ、やだよ。まだ授業あるし、それに部活もあるしさ」
「だって敦也……死んじゃうんでしょ」
飛鳥が距離を詰めて敦也の顔を見る。彼女の瞳には恐怖と動揺があった。まさか変な夢の話を事実だと思っているのだろうか。
「あんな自称神の幼女の言葉なんて信じてないよ。それに約束しただろ。俺はもうどこにも行かないって」
「でも……」
飛鳥が何か言いかけると、予鈴が鳴り始めた。
「じゃあな、飛鳥。パンありがとな。あっちのフェンスには近づくなよ。錆びてかなり脆くなってて危ないらしいからな」
敦也は飛鳥の頭に手をつきながら立ち上がると、北側の落下防止用のフェンスを指差した。
「先に帰るな」
飛鳥が敦也に何か言いたげな表情を見せていたが、無遅刻無欠席記録を更新中の彼は教室へと急いだ。
わずかに見えた飛鳥の瞳に雫が浮かび上がっているのを、敦也は見て見ぬふりをした。
※
残りの授業を消化し、部活の時間がやって来た。
一通のメールが送られているのに気付き中身を開く。
差出人ーー矢沢先輩。
件名ーー『今日の指令』
内容ーー『昨日と同じ物をちゃんと買ってこい。間違えたやつじゃねぇからな。今回も違うのだったら殺すからな』
バスケ部の先輩からのパシリのメールだった。
殺されるのは困るな。
そう思いながら、いつものようにコンビニに向かうことを決めた。
校門を出てコンビニに向かう道中で敦也は悩んでいた。
それは先輩からの注文通りの物を買うか昨日みたいに似たような物を買い誤魔化すかだ。
さすがにこう毎日パシられて金もあまりないからな。
先輩に、敦也はやっていないがカラオケやらボウリング代やらで払わされ 、自分で買いたいものが最近買えていない。バイトをしていない敦也は祖父母からの仕送りだけで生活しているのだ。日々無駄に使われる財布の中身はほぼ空である。
飛鳥が敦也を心配するのは、自分が今みたいに優柔不断で弱いからだな、と敦也は思った。
「だから、俺がちゃんと変わるべきなんだよな」
敦也に一つのアイデアが浮かび上がる。このアイデア危険だが試す価値はあると彼は確かに思った。
「殺されないといいな」
敦也はそう呟くと、そうと思ったら何とかだと言わんばかりに体育館裏目指して走りだす。
身体の痛みを今だけ敦也は忘れていた。
※
「今日はしっかり買ってきただろうな」
矢沢先輩が恐ろしい声を発しながら一歩前に出る。敦也の身体はその声を聞くだけでびくりと震えてしまう。
他の先輩たちもニヤニヤと笑みを浮かべながら中心に立つ敦也を見ている。今日はいつもより多くの数に囲まれている。知らない怖い顔もいて、敦也の感じる恐怖はいつもより高かった。
「矢沢さん、こいつ手ぶらっすよ!」
丸っこいちょっと太った先輩が、敦也の両手に何も握られていないことを見て大爆笑する。
「なぁ、敦也これはいったいどういう事だよ? お前はまた俺からの頼み事を無視するっていうわけなのかよ」
矢沢先輩が敦也の手前にまで歩みより、敦也を見下ろす。背が高いから自然的に見下ろす感じになっている。見下ろすというか見下す感じだが。矢沢先輩の眼からは狂気が見え、答え次第では本当に殺されそうだった。
敦也は息を飲み、意を決して先輩たちに向かい言葉を投げる。
今の現状を変えるために。この傀儡のような日常を打破するために。こんな酷い生活から抜け出すために。飛鳥を心配させないように。敦也自信が強くなるために。
覚悟を決めた少年は、自分を未来を変えるために動く。
「俺は今日見た通り手ぶらです。さっき決めたんです、もう先輩たちの言いなりにはならないって。自分がする行動は自分で決めよって。ですから、今のあなた方に俺は従えません。先輩たちの命令には絶対に従いません。今までお世話になりました」
敦也はきっぱりとはっきりとしっかりと先輩たちに自分の言いたいことを言い放った。後悔はない。これが彼のやりたいことなのだから。
そうだ、これでいいんだ。姉さんだって、俺が守ってと頼んでないのに姉さんは自分で決めて俺を守ってくれた。その結果で自分が死ぬなんて気にせずに。だから、
「先輩たちに逆らうって言うのが間違いだとしてもいい……それは、誰かのせいなんかじゃないから。俺が決めた俺の生き方なんだから!」
敦也は言いたいことをすべて言い切り、矢沢先輩を睨みながら見上げる。
「残念だよ敦也。お前は優しい『いい後輩』だと思っていたんだけどな」
矢沢先輩は笑顔を作りながら、見下ろしながら、見下しながら優しそうな先輩を演じる。
俺もあなたを優しい『いい先輩』だと思っていましたよ。
「矢沢さんこいつどうしますか?」
丸っこい先輩が矢沢先輩に訊ねる。
「そうだなぁ………………」
腕を組んで悩んだ素振りを見せながら、矢沢先輩は敦也のまわりをわざとらしい千鳥足でふらつく。
まわりの先輩たちはニヤニヤとしながら矢沢先輩の答えを待っている。
敦也のまわりを一回転した矢沢先輩は、敦也に向かって指を伸ばして、
「判決! 桜井敦也は今この場で死刑とするぜっ!!」
判決は体育館裏に響き渡るような大声で高らかに発表された。まわりの先輩たちがその判決を聞いて、興奮しながら立ち上がっていく。
「おら、おめーら殺るぞ」
「誰か痛がるこいつの顔写メっとけよ」
「久々に殴るわ。楽しみだわっ」
先輩たちが敦也を殴るためにまわりに近づいて集まり、拳をパキパキと鳴らす。
よっぽど鬱憤が貯まっているのか素振りやらストレッチやらを念入りにしている先輩もいる。本気で敦也を殴りたいらしかった。
ゲーセンのパンチングマシーンでそんな鬱憤晴らして欲しいものだ。
さてどうしたもんかなこれは。俺は死ぬなんて嫌だし、今日死ぬのは夢で出た自称神の幼女に言われた通りになるので嫌だ。あの自称神の幼女は死からは逃れられないって言ってたっけ。
されるがまま殴られて死ぬよりは、めいいっぱい全力で抵抗しようと敦也は思った。
逃げる……いや、無理だろうな。囲まれてるからすぐ腕を捕まれて捕まってしまう。じゃあ、謝る? 今さら、そんな気はないけど。じゃあ、選択肢は一つか。
敦也は諦めの息を大きく吐く。
「それしかないか……」
敦也はもう一度矢沢先輩を睨むと、矢沢先輩から顔面に右ストレートが飛んできた。
「なっ、いきなりかよ!?」
即座に反応して辛うじて避けることに成功する。
自慢じゃないが、先輩たちに毎日のように殴られて反射神経と耐久力はかなり上がってきているのだ。
喧嘩なんてやったことのない敦也はそれらしいフォームを作り矢沢先輩に突進する。
が、矢沢先輩の取り巻きに身体を抑えられ身動きができなくなる。
「なにするんだよ!」
「矢沢さんいまですよ。殺っちゃってください」
「よくやった!」
矢沢先輩の渾身の右ストレートが無防備になった腹にヒットする。
右ストレートはとても痛く、敦也は反射的に顔を上げた。
「どこ見てんだよ、まだまだいくぞっ!!」
今度は両の拳を使い交互に敦也の顔を殴る。両の拳は共に力強く、唇が切れ血が流れ出る。
せめてまともに動ければ。
すると、敦也の思考を読み取ったかのように、拘束が解かれて自由に動けるようになった。
理由はわからないが、敦也は好機と思い咄嗟に構える。
「うぉらぁっーー!!」
構えた直後に前方から拳が顔面に飛んできたのだ。敦也の身体は数メートル後ろまで飛ばされ、飛んできた拳の正体が矢沢先輩の右ストレートだと認識したのは上体を起こした後だった。
「敦也くーん。まだまだこれからだよー。ほら、はやく起きてくださいよー」
磨き抜かれた槍のように鋭い声の主は、敦也を見下ろす。
「普通にやるだけじゃつまらねーわ、おい」
まわりの取り巻きの一人を顎で使う。その取り巻きは木刀を持っていって、それを敦也に投げろと命令したのだろう。
その取り巻きは敦也に木刀を投げる。立ち上がった敦也は木刀を受け止めそれを不格好に構える。すると、取り巻きの群衆からどっと大爆笑が生まれた。
もちろん敦也は剣道を齧ったことも、木刀に触ったことをないので、アニメやゲームでたまに見る侍と似たような構えをうろ覚えでする。
木刀を顔の中心手前に構え、柄を両手で握り左足を一歩前に出す。
「ほら、敦也くんから来なよ。先輩としての優しさだぜ」
敦也はこんな挑発に乗るほど馬鹿ではない。馬鹿だけど。頭は至って冷静と言える。初めて木刀を握った敦也が突進でもしたら木刀を簡単に捕まれ、無防備になった腹にまた拳を何発か入れられてしまうだろう。
とりあえず今は相手の動きを見ようと判断する。力に絶対的な差があるため慎重にやらなければ、一縷の勝てる望みも消えてしまうものだ。あっさりと負けてしまう、殺されてしまうだろう。
「………………はぁ」
急に矢沢先輩が大きな息を吐いた。
「敦也。早く来いよ。来ねーとこいつから殺っちまうぞ」
そう言って、スマホの画面を敦也に見せる。その画面には図書室で本を楽しそうに読んでいる飛鳥が写っていた。
その画像を見て違和感を感じた敦也はまわりを見る。まわりにいたはずの取り巻きの数が減っているようだった。
「敦也。お前の数少ない友達だろー。助けてやれよなー。俺の仲間が襲っちまうぞ」
矢沢先輩がニヤニヤしながらスマホの画面に写る飛鳥を見る。
「胸はあまりねぇが、まぁ、十分楽しめそうだな」
前言撤回である。敦也はもう冷静なんかではいられなかった。飛鳥は何がなんでも絶対に守らなきゃいけない。お昼にパンを分けてくれからじゃない。幼馴染みだからなんていう話じゃない。
飛鳥は今の俺の生きる支えだから!!
現実に飛鳥がいなければ先輩たちの虐めに堪えきれず、もう学校に来なくなっていただろう。最悪自殺していたかもしれない。
飛鳥が敦也を毎回励ますような言葉をかけてくれるから敦也は今も生きていられているのだ。今ここで立ち向かえているのだ。
「うぉー、らぁっーー!」
敦也が雄叫びを上げながら木刀を上段に構え、矢沢先輩に突進する。
「やっと楽しめそうな顔をしてくれるじゃあないか!」
矢沢先輩は元から敦也と比べて身体能力遥かに上だ。木刀を装備したぐらいでその差が埋まるとは考えられない。考えるだけ無駄だ。だから、普通に突っ込んで普通に叩き込みに行っても、普通に防がれておしまいだろう。
だからといって、剣術の知識など皆無である敦也に巧みな技ができるわけもなく、普通に雄叫びを上げ普通に全力で木刀を叩きつける。
「くらえっ!」
やはりと言うかなんと言うか。叩きつけた木刀は矢沢先輩にあっさりと捕まれてしまった。全体重を乗せてさらに力を込めても木刀はまったく動かない。
「おい敦也。もっと力込めろよ。せっかくの木刀がもったいないぞ。ほらがんばれがんばれ」
敦也は歯を噛み締めてさらに力を沸き上がらせる。
「おぉぉぉーー!」
しかし、その行為を嘲笑うかのように矢沢先輩が、敦也の腹に空いている片手で拳を叩き入れる。
「っ……!」
「なー、敦也。これだけか。お前はほんと何もできないな。ほんと無力で無能だな。今まで何してたんだよ」
無力で無能。そんなの俺が一番よく知ってるよ。でも、
「俺はお前には絶対に屈しない……お前を倒し、飛鳥を助けに行く」
朦朧としてくる意識の中で矢沢先輩に言い放つ。倒れるわけにはいかない。もしここで倒れてしまえば飛鳥がどうなってしまうかわからないからだ。
矢沢先輩は木刀を掴んでいる手を離し、両手で腹を抱え狂ったように笑い始めた。
「ひっ、お前が俺を倒す。敦也、お前面白いことを言うな、ひゃはっはっは、マジでウケるわ」
さっきの言葉を面白いことと笑われ、敦也の怒りは頂点を越えた。だが、もう木刀を振るう力も残ってなく、ただ睨むことしか出来ない。
「とっておきを見せてやるよ」
矢沢先輩が構えて、殺意に満ちた両目で敦也を見据える。
すると、まわりの取り巻きが揃えて叫ぶ。
「もしかして、オラオラですかぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
どこかで聞いたことのあるセリフを聞くと、矢沢先輩が無言でラッシュを開始した。
ただひたすら敦也は殴られ続けた。十秒、三十秒、一分。
矢沢先輩がラッシュを止めたときには敦也の身体はもう惨い状態だった。
「こんなもんだろ」
敦也は仰向けに倒れ、霞む視界に写る空を見上げる。
あーあ、かっこわりーな俺。
両目から流れる涙を拭おうにも両腕はピクリとも動かなかった。
飛鳥ごめんな……約束守れそうにないや。
もう一度飛鳥に会いたいな。
消えていく意識の中、そう考え、そう思い、そう願い。神に懇願する。
チャンスを俺にくれないか。
飛鳥は敦也の幼馴染みであり、彼を今まで支えてくれた大事な恩人だ。何があっても彼女はいつも敦也の味方で、敦也に寄り添ってくれていた。
敦也が困ったときにはいつも飛鳥が側にいてくれていた。敦也が辛いときには飛鳥がいつも励ましてくれていた。
敦也は今にして、否、今だからこそ理解した。飛鳥と一緒にいるときはとても幸せで、たとえその後で嫌なことが待っていようとも堪えることができた。
だから、飛鳥が傷つけられるのは嫌だ。飛鳥を失うのは嫌だ。飛鳥と離れるのは嫌だ。
俺は飛鳥が好きなんだ。
消えていく意識の中で敦也はついに気づいてしまった。自分の彼女に対する想いを。
そして、桜井敦也は死んだ。
お読みいただきありがとうございます。3月までは更新速度がかなり遅いですがストックは三巻ぐらい書かれています(ガラケーに)。それを写しています。3月以降は早くなる誓いますので。今後もよろしくお願いします。
アドバイスや誤字脱字、違和感がありましたら、びしばし言ってください。お願いします。