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蜘蛛の糸 現代vr.  作者: ふうせん
4/4

絶望

お待たせしてスミマセン!!

お楽しみください…



――ガラガラ


「お、あいつが来たぜ。」

「お前、よく来られたな。よしよし、いい子だぜぇww」


「今日も苛められに来たのか~。いい度胸じゃねぇか、楽しみに待ってろよ」



    アハハハハ!! ウケる~ww



今日も、うるさい。耳障りだ。まぁ、あと少しの辛抱…。

もうすぐあいつらは、地獄行きだ、地獄行き……




地獄行き? そうか、地獄行きかぁ。でもそれじゃあ、物足りないなぁ

あいつらには、もっと苦しんでもらわないと。


どうしようか? まだ、時間があるとは言え、早く決めないと。お獄釈様がどっかに行ってしまうかも。そうなったら手遅れだ。さぁ、どうしよう…



                ★ ★ ★ ★ ★


「おい、早くこっち来いよ」

「苛められに来たんだろ~?」


「はぁ、勝手にしてくれ」


「あぁ!? なんだその言い方は? てめぇ、俺たちをバカにしてんのかぁ??」

「ほらぁ、顔あげろぉぉ!!」


――ボコッ! ボコッ!

  グシャァ グジャ!


「オラ、オラァ!! お望みどおり、やってやったぜぇ?? ほら、感謝しろよぉ!? ありがとうございます、も言えねぇのかぁ!?」



「う、うぅ。もう、辞めてくれ…。」 


――正直言って、ここまでやられたのは初めてだ。なにかしたか?俺は??

  お願いだ。もう、やめてくれ…


「辞めてくれ、だとぉ!? なんだその口の聞き方は?? そんな口は必要ねぇなぁ??? あぁ!?」


そういってカッターを取り出し、俺の口の中に入れようとした。



ああ、もうダメだ…。俺は、このまま……



――生きている意味がなくなる――

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