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全てが始まった日
《プロローグ》
世界が壊れて行く中で、僕は色々な声を聞いた。
絶望している声、何かにすがる声、お互いに支え合う声・・・・・
そんな中で、ある一人の女の子が言った
「やっと終わった・・・」
その声は、まるで氷のような冷たさを持ちながら、どこか寂しいようにも聞こえた。
きっとこの世界で、何も大切なものがなかったんだなどと思っていると、不意にどこからか違う声が聞こえてきた
その声の持ち主が一体、何を話していた のか分からないまま、僕は目は覚めてしまった・・・・・