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哀しみとお月さまにピースサイン

悲しいことがあった


悲しかった


虚しかった


創り続けることの意味さえ


見失いそうだった


わたしにはこの世界しかないのに


この世界の言葉だけがわたしには頼りだったのに


上には上がいる


解っていたことだった


悲しいが


現実は酷だ


打ちのめされたわたしに


お月さまがひっそり冷たく輝きながらも


眼差しをわたしに向けていた


それは


あたたかくも感じられたし


現実を知りなさい


とも言っているように感じられた


わたしはそんなお月さまに手を伸ばす


お月さまには当然手は届かない


その事実が却ってわたしを覚醒させた


手は届かないものは世の中たくさんある


あの栄光の輝きの下にまだ立てないなら



足掻いてやる



苦しい程足掻いてみせる


手に力を込める


その手をお月さまとは反対の方向に伸ばす


其処には小さなちっぽけな星が控えに目に輝いていた


まずわたしが目指すのは彼処だ


ちっぽけなちっぽけな星になってから


わたしは派手に輝くのだ


輝いてみせる


お月さまに背を向けて暗闇の深淵へと


わたしは歩み出す


そしてくるりと振り返って


ピースサインを大きく振った


いつかの、わたしに向けて……



久しぶりの投稿でした。

お読み下さり、本当にありがとうございました。


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― 新着の感想 ―
 反骨心を発揮できるひともいますが。  無力感はこころを挫きますね。  そこで諦めないひとこそ、なにかを成し遂げられるのかも。
 上には上。  きっとどこまでいっても、てっぺんについたとは思えなくて。  いつも、いつまでも、上には輝く光があって。  暗闇の中を歩き続けること。  とてもエネルギーのいることだと思います。  が…
ひたむきで、素敵な詩でした… ん~。 感想欄の体裁が変わって、なんとなく。 まだ、書きにくさを感じますね…(^_^;
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