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悪魔の道具は今日も真摯に絶望させる  作者: 紫苑
2章 悪魔の道具は今日も真摯に嘘を吐く
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2章登場人物・用語まとめ

【登場人物】

ウィルフリート・フォン・アーチェディア

 トレーラントの契約者。

 親友を蘇らせるためなら悪魔とも契約するし、罪のない人々を陥れもする。

 ブレンネン公爵家の血を引いているが、得意な魔術属性は水。

 不死鳥から祝福を受けたため、炎に触れると傷が癒えるようになった。

 蒸留酒を何杯飲んでも全く酔わないほどお酒に強い。


トレーラント

 ウィルフリートと契約した悪魔。

 矜持が高く、自分が気に入っている道具を取られるのを嫌う。そのためなら危ない橋も渡る。

 悪魔は魔法特化の種族だが、先輩から魔力が切れた際の対処法として教わったので剣術や体術も得意。

 アストルムの王と契約→伯爵と契約→ブレンネン公爵家と契約→シュトゥルム侯爵家に不死鳥の杖を売る→伯爵と契約して不死鳥を解放→不死鳥の解放と不死鳥を捕らえていた人間を炎の精霊王に伝達→その見返りとして炎の精霊王からイフリートに「伯爵をブレンネン公爵家の後継として指名する」よう命令。ついでに業火の剣を拝借→炎の精霊王がブレンネン公爵家の人間を皆殺しにするよう唆す→伯爵を報酬として指名→王が悪魔と契約した旨を通信機越しにカンネリーノへ伝達→隷属の首輪を破壊→伯爵が作った偽の悪魔のふりをして逃走……と、暗躍していた。

 葡萄酒二杯で眠るほどお酒に弱い。


レーベン・リーパー

 苦労性な死神。

 トレーラントを含む悪魔のせいで魂を回収する予定が狂うため、いつも忙しい。

 悪魔はあまり好きではないが、トレーラントとは手を組む必要があったので組んでいる。

 トレーラントの力は信用しているが、個体的には「若いなあ」と思っている。

 死神の鎌で刈り取られた魂は、たとえ悪魔や天使であっても蘇らせることが出来ないという原則がある。

 ただし、悪魔が契約して得た場合はその限りではない。


不死鳥

 炎の高位精霊。再生を司っており、炎の精霊王のお気に入り。

 戦闘能力は高くないが、いくらでも蘇れるのでいつまで経っても決着がつかないタイプ。

 成鳥は赤と金の羽根を纏ったそれは美しい姿なのだが、今回は一度灰になった状態から蘇ってしまったため、幼鳥の姿で登場。

 わりとうっかりしている。


陛下

 アストルムの国王。

 伯爵がトレーラントと出会ったきっかけとなった人。

 兄に暗殺されかけたことで人間不信になったが国を守る手駒は欲しい……ということで伯爵を陥れることにした。

 悪魔や精霊のように圧倒的な力を持った種族は信用出来ないと考えている。

 国のためなら自分を含めて何でも捧げる所存。


カンネリーノ

 ヴェンディミアの第七枢機卿にして教皇侍従。

 もともとはヴェンディミアの子爵家の三男で孤児院の院長を務めていた。

 そのため、幼い頃に不遇な経験をした人を見るとつい同情してしまう。

 枢機卿の中では武闘派で魔法にも長けているため、よく他国へ派遣される。


【用語】

アストルム

 1章と2章の拠点となっていた国。伯爵の祖国。

 三方を他国に囲まれ、一方が海に面した小さな国。

 特産品があまりないことや国自体の小ささから常に他国から侵略の機会を伺われていたが、ブレンネン公爵家や伯爵の存在があったため、侵略を免れていた。

 貴族と平民の格差が他国よりも大きい。


ヴェンディミア

 2章で伯爵が連れていかれた国。宗教国家。

 聖女と教皇によって統治されている。

 面積自体はとても小さいが、浄化魔法に長けた聖女や治癒魔術の心得を擁することからその影響力は大きい。

 悪魔を排除して清浄な世界を作ることを目指している。


ブレンネン公爵家

 アストルム唯一の公爵家。伯爵の実母の実家。

 初代当主は他国の出身であったが、炎の高位精霊イフリートの加護を受けていたため、その力を取り込みたいと考えた当時の国王が公爵位を与えた。

 イフリートに後継に関する権利を与えたのは、将来の王も自分同様に精霊を敬うとは限らないが、精霊の機嫌を損ねては国が亡ぶ可能性があると考えたため。

 それでも、当時は他国から侵略される寸前だったので初代の力が欲しかった。




以下、今後特に登場することはないけれど個人的に気に入っている人たちの紹介

マインラート

 警備ギルドの長。その裏で、伯爵の監視を任せられている。

 適性を持つ者自体少ない連絡の魔法が使えることから抜擢された。

 無事に(陛下が伯爵を嵌めるまで)監視を終えたら、没落した実家の昇爵と多額の報奨金を約束されていた。

 妹の花嫁姿を見るのが楽しみだった。


カリーナ

 マインラートの妹。伯爵の妻の侍女。

 気は利くが学問には疎く、頭のいい兄を尊敬している。

 兄の言葉には何でも従ってきた。

 貴族の令嬢としては少々行き遅れだが、本人は気にしていない。

 兄の子供を見るのがひそかな楽しみだった。


ローザリンデ

 マインラートの秘書。

 孤児の出身な上に他国の血を引いていることから、いつも虐げられてきた。

 その賢さと魔術の素養をマインラートに見いだされ、秘書となる。

 彼を殺した伯爵を憎み、ユルゲンの甘言に乗せられるがまま不死鳥の杖を暴走させた。


ユルゲン

 伯爵の妻の兄。アストルムの宰相。

 もともとは陛下への忠誠心が篤い青年だったが、愛する妹を殺された上にそれを隠蔽されたことで陛下に不信感を抱く。

 商人に扮したトレーラントを怪しくは思っていたが、妹の復讐を果たすために目を瞑った。

 伯爵のことは「暗くて何を考えているか分からない男」と、あまり快く思っていなかった。

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伯爵が悪魔と契約するきっかけとなった話
日陰で真実の愛を育んでいた子爵令嬢は神様に愛されていると信じていた

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マシュマロ
― 新着の感想 ―
[良い点] お酒に強い弱い等の小さな設定とても好きです! トレーラントの暗躍の量と内容がえげつないですね……。
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