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う〜ん、テンポ悪いので少し飛ばしますか……
幼女と商人が話し合っててもあまり面白くなさそうですしね……。とりあえず努力した!って感じで察してあげてください_:(´ཀ`」 ∠):
余裕できたら多少加筆するかもですが…←現状進めるのに必死な人ですw
ショーニンさんがボードゲームを発売してからおよそ1年が経った。結果としてはまさに大成功。新しい娯楽物にこの都市どころか他の都市でも人気が広がりショーニンさんは嬉しい悲鳴をあげていた。
ボードゲーム類は僕がほぼ総取りのような配分だが、喫茶店経営と大会に関しての取り分は流石にショーニンさんに取り分を集中させた。でないと新しい支店や大会の大型化が出来ないと判断してのことだった。
ショーニンさんはとても恐縮してたが僕としてはショーニンさんが大店として頭角を表せば何かと融通が効きやすくなるのでこちらとしても悪いことではないのだ。
実際、知恵だけ出してかなりの額を稼がせて貰っているためこちらの方が罪悪感すら感じてしまっている。元一般人の僕からしてみれば今ですら充分満足出来る収入なのだ。まだ8歳でこれとは…。
それに僕の作ったもアクセサリーもショーニンさんに買い取って貰っており、これもそれなりの額になっている。
付加の精度はそこまで高くない為、魔道具としての価値はそこまで高くはないがデザイン性や独創性からそれなりに人気はあるらしい。前世で見たデザインを参考にしてるしね。
付加の力は魔力を込めることで一時的に筋力や物理、魔法の耐性を上げる物位しか作れていない。ダンジョン産のアイテムの方が効力が高い物が多いらしいのでほんとにアクセサリーとして広まっているらしい。
ちなみに、作ったアクセサリーの一部は父様やユミル達にも配っている。父様に初めてアクセサリーを贈った時の父様は僕の前では取り繕っていたが、僕が離れると狂喜乱舞していたらしい。
ユミルやセシルさんも腕輪やネックレスを付けており、効力は物理防御力の上昇、父様の指輪には毒を回復する力がある。騎士さん達は筋力が、メイドさんは敏捷性の上がるアクセサリーを配っており、概ね好評だった。喜ばれるのは嬉しいもんだね。
ちなみに父様からお礼としてマジックバックを貰った。前にインゴットを入れる為の物を欲しがったため用意してくれたらしい。
見た目は肩掛けポーチだが、中身はおよそリュックサック5つ分程の広さがあり、重さも感じない。残念ながら中身の時間が停止するような力は無いが実際にそんな力のあるバックも存在しているらしい。
そして今日だが遂に僕は自分の金で買い物をしようとしていた。
場所はショーニンさんの応接室。そんな所で何を買うかと言うと…所謂カタログショッピングである。王都で開催されるオークションの商品の載っている羊皮紙をショーニンさんと睨み合っている。
外に出ると買い食い位は出来るのでもっと高額商品を買っみたいととショーニンに相談したところオークション開催が近いと言うのでカタログを取り寄せて貰ったのだ。
内容についてだが、没落した貴族の溜め込んでいた芸術品からダンジョンドロップ品、魔物の素材から奴隷まで幅広い商品が並んでいた。
「う〜ん、何がいいかなぁ?」
「あ、守りのアミュレットなんてどうです?シルフィ様のアクセサリーの良い手本になるのでは?」
「シルフィ様、こちらのネックレスはどうでしょう?効果は特にありませんがきっとシルフィ様に似合う品かと。」
ショーニンさんとユミルはあまり反りが合わないのか意見に若干違いがある。二人とも互いを意識し合っているのか何かと張り合っている。見てると疲れるし仲良くして欲しいもんだよ。
「う〜ん、あ、この魔攻のロングソードてのは?」
僕はやはり異世界ならではの武器に興味があるので二人の意見そっちのけで気になった物の詳細を聞く。ユミル達の意見に関してはほとんど流してしまっている。
「え?武器ですか?えっとですね…これはダンジョンドロップ品ですね。剣の質はそれなりですが付加の効果と合っていないため魔剣としての価値が低い品ですね。剣に魔法攻撃の補助効果って…何故こんなのが出来るんでしょうかねぇ…」
「魔攻の剣ですか…アンバランスな付加ですね…近衛としては魔剣には魅かれますがこれは正直あまり要らない品ですね…」
個人的には魔法職が使っても良さそうな物だと思うがゲームと違ってこっちの魔法使いはもやしっ子らしいので剣なんてほぼ振れないそうだ。
(そりゃあ、両方できる人なんて現実にはそうは居ないか。)
他にも硬魔剣やら空間槍なる気になる物があって気に出したらキリがなかった。今までは欲しい物は大半手に入った。父様に頼めば買ってくれたからだ。
しかし自分の稼いだお金でする買い物は今までしたことがなかった。そのため、所持金の多さとハイになったテンションで色んな物を頼んでしまった。
反省はしている。でも後悔はしていない。武器の他にも防具やアイテムの類も頼むことにした。流石に僕の全収入を使っても全ては買えないので一部はショーニンさんの負担で後の報酬から引かれることになる。
「えー、一応オークションなので頼まれた全てを買い取れるかはわかりませんが出来る限り安く競り落としたいと思います。」
ショーニンさんは僕の欲しがったリストを見て渋い顔をしていた。
そりゃそうだ。ほとんど武器防具の類で手本に、とショーニンさんの言っていた物はほぼリストに載っていなかった。
「それにしても、シルフィ様は武器の収集が趣味なのですか?今の手持ちの全て使ってまでこれだけ頼みますか……。」
「う〜ん、趣味と言うか将来を見越してかな?まだ確定はしてないけど。お金以外に資産があると良いって父様も言ってたし。」
将来を見越してもいるがやっぱり趣味も少し混じってたりする。剣や槍なんて前世では触れたことも無ければ直接見たこともないため手に入れてみたいと思うのが男の子と言う物だろう。え?違う?またまた〜。
他にもユミルが訓練している時、時々僕も相手してもらおうとするが誰かに見つかると「危ない」「お嬢様はやらなくても良い」と止められるため陰で練習するための物も欲しかったのだ。
「将来……ですか?冒険者にでもなるのでしょうか?それか王女の近衛とか、ですか?……いえ、変な詮索はしません。(直接言わないのなら聞くべきことではないと言うことでしょうしね…)」
「さて、これでショッピングは終了かな?じゃあ、お金は置いていくからね。足りない分はツケでお願い。」
うん、ツケとか一回言ってみたかったんだよね。
「はい、いつもお世話になってるんですから。やっとお役に立てます。お任せ下さい!」
ショーニンさんはやる気充分そうだ。まぁ、オークションなんて気合いでなんとかなる物でもないだろうけどね。
用事も終わったので応接室を後にしてセシルさん達と合流する。気を利かせくれて部屋の外で待っていてくれたのだ。
帰りも寄り道しながら帰る。けどいつもよりユミルは口数が少なかった。応接室でもいつのまにかあまり喋らなくなってたし心配だ…。
紫色の肉の串焼きにチャレンジしながらユミルと手を繋いで帰った。セシルさんも空気を察してかこちらに話しかけてくることもなかった。
お屋敷へと戻った後、セシルさん達と別れて部屋へと戻る。最近はセシルさんはユミルに僕のことを任せて他の業務をするようになった。ユミルが見習から一人前へと成長しつつあると判断されているんだろう。
自室に戻ってくると荷物を置いてご飯まで休憩となるがユミルは何か言いたげにソワソワするだけで話し出す気配がない。なら…。
「ねえユミル?僕に何か言いたい事があるんじゃないかな?」
ユミルはお茶の準備をしていたが僕に話しかけられると手を止め僕に向き直った。しばらく口を開けては閉じを繰り返していたが遂に意を決して口を開いた。
「シルフィ様は今日、将来の為に武器を買うと言っていました。あれはどういうことなんでしょうか。
私はシルフィ様の小さな頃から共に居ます。ですが私は将来について何も聞いたことはありません。それは、私には話せないようなことなんでしょうか?」
ユミルはどこか怯えたように聞いてきた。
(やっぱりその事か……。)
確かに今日ショーニンさんとの会話でその事を話してしまった。ショーニンさんは暫定協力者なので少しずつ僕の事情を話す気で居たんだ。
あの会話もその為の準備のようなものだった。「僕には何か事情があるぞ。」と伝えたかったんだがユミルも食い付いてしまったようだ。
(仕方ないかぁ…ユミルもいっそこのままよりはこちらに引き込むかな…)
僕は転生のことは流石に話さなかったがこのまま貴族として政治の道具として使われる前に逃げ出す計画について話した。
「に、逃げ出すのですか?旦那様はシルフィ様をこよなく愛されております。きっと、道具としてではなくご立派な殿方の元へと送り出して下さるのでは…?」
(僕はそれも嫌だから逃げ出すんだけどなぁ…。道具としても女としても誰かの元へ嫁ぐ気は無いよ。)
「ふふ、確かにそうかもしれないね。だけどそうじゃないかもしれない。父様が僕を愛してくれてるのはよく知ってるよ。だけどあの人は為政者でもあるんだ。そして貴族の女は政略道具だよ。使わない保証なんてない。」
「で、ですが…。それならそれで幸せを見つけられるかもしれません。世の中は厳しいんですよ?逃げ出した先に幸せがある保障もないんですよ?」
「親に強制された結果の不幸せより、自分で掴み取ろうとして逃げ出した結果の不幸せの方が僕は諦めがつくよ。」
「で、ですが…。うぅ…。」
ユミルは僕の意志が強いと悟り説得が困難なためどうしたらいいのかわからなくなってしまったようだ。
「そんな顔しなくても今すぐ出て行きはしないよ?出て行くとしても婚約者の話が躱せなくなってからだろうしね。」
その後も僕はユミルと話し合った。ユミルは僕に貴族としての幸せを掴んで欲しいようだが、僕の気持ちを知り僕に協力してくれると約束してくれた。
「ふふ、流石は僕の騎士様だね。頼りにしているよ?」
「は、はい。どうお役に立てるかはわかりませんが精一杯やらせていただきます。ですが、その…役に立った暁には…。」
「うん、ユミルもちゃんと連れて行くよ。僕の大切な人なんだから。置いていく訳ないじゃないか。」
「は、はい!ありがとうございます!」
ユミルの説得には成功した。他にも協力者は必要だろうがこれで少しは安心できる材料が増えた。
ユミルも僕に同行してくれるようだし言ってみてよかったよ。
「じゃあ、折角ユミルが協力者になってくれたんだからお礼しなくっちゃね。」
「お礼、ですか?いえ、わざわざそんな物は…」
「いやいや、そんなこと言わずに、ね?」
お風呂に移動して全身入念に洗ってあげた。協力者になって遠慮の必要が無くなった為、やられたことを仕返した訳じゃない。ないったらない。
途中から少し艶のある声を上げていた気がしたが気付かないフリをした。
歳の割に全体的に大きかったとだけ言っておく。
あれ、なんかちょっと長かったかな?
誤字報告、ご感想お待ちしております!
後、誤字しまくっているのは本当に申し訳なく思っております。m(_ _)m
報告ありがとうございます!




